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成まりブログ子育て・教育

06年11月14日(火)

リリコ日記(29)おみやげ


 「まり〜おみやげ〜」…保育園の遠足から帰ってきた日、リリコが私の目の前で開いてくれた両手には、どっさりのドングリが!
 「ありがとう。これみんなリリコが拾ったん?」「うん、いっぱいいっぱいひろったん」。
 
 あとで保育園の先生にお聞きすると、「おかあさんにあげる〜」と言って一生けんめい拾っていたそうで、その姿を想像すると、母はちょっとウルウルきてしまいます。

 ところがその日以来、「まり〜おみやげは〜?」…私が帰ると、かならずリリコが言うようになりました。「まりは『お仕事』から帰ってきたんや。おみやげは無いよ」と言っても、「え〜、いや〜。お・み・や・げ!!」とききません。ついついおねだりに負けて、なにか買って帰ったりするようになってしまいました。
 そうするとさらに、「え〜、リリコ、こんなおみやげいや!」なんて言われたり…。「わがまま言わんとき」と言いつつ、これはまずいなぁと…。

 4歳のお誕生日が近づくにつれ、どんどん口も達者になってきました。
 こういうの、あなたならどうしますか?

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06年10月12日(木)

リリコ日記(28)娘と言葉

 「ば〜か。まりきらい。ばか。ばか」…。

 どうも、正面きって言われると自分の娘の言葉でもハラが立つもんですね。

 「『ばか』なんて言わんとき。リリコが言われたらいややろ」と言っても全然だめ。しまいには「『ばか』言うてるリリコが『ばか』や!」と大人げない言葉をぶつけてしまい、反省反省…。


 かと思えば、…「京都まつり」の日のことです。

 私の演説を、中央ステージのまん前で手を振ったり飛び跳ねたりして聞いていたリリコが、その夜、言った言葉。

 「あのな〜、リリコな〜、『そこにむすめがきています』って、まりがいうたの、うれしかった」。

 …胸がきゅん、となりました。
 言葉とは、人類の偉大な発明品ですね。

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06年9月 6日(水)

リリコ日記(27)こわいお話

 「まりきら〜い。あっちいって」「おとうちゃんのほうがいいもん!」
 …どうもこの頃、雲行きが怪しい日が続きます。

 ただ幸い、そんなときの“虎の巻”を母はちゃんともっています。
 それは「こわいおはなし」。

 …「リリコ、『ガイコツのお話』しよか? 『透明おばけのお話』がいい?」と声をかければ、たちまち人気を取りもどすことができます。


 お話の始まりはこうです。

 …保育園の二階の一番奥の部屋。そこにはガイコツとおばけの子どもが棲んでいました。2人はいつも真夜中の保育園で遊んでいたのですが、昼間の子どもたちがあんまり楽しそうなのでどうしてもいっしょに遊びたくなります。

 そこでガイコツとおばけは「透明になる薬」を飲んで、昼間の園庭に飛び出します。
 ところが大変! ケガをして、リリコたち「もも組」の子どもたちに見つかってしまいます…。

 「お話」はこの後いろんなバージョンで続くのですが、「はい。おしまい」となっても、リリコは「もういっかい」とずいぶん気に入っていて、しまいにはこっちが疲れて「もう、おしまい!」と強制終了。

 この年頃の子どもって、「こわいもの」がほんまに好きなんですねぇ。
 その“人気”のツボは、たぶん「こわいものが転じて面白くなる」ことと、「リリコ本人が登場する」ことなんだと思います。

 …仕事柄、帰宅時間の遅い日の多い母ですが、このツボを押さえたおかげでしばらくは“人気”を保つことができそうです。

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06年8月14日(月)

リリコ日記(26)ハッピーエンド

 ある日のこと、うどん屋さんに入ったんです。

 「つめたいおうどんとのりまき〜」とごきげんだったリリコ。ところが、海苔巻きの包み紙をはがしてやったあたりから雲行きが怪しくなってきました。

 リリコ「いやっ。じぶんでやるの!」
 「ほな、もいっかい包んだげる」
 リリコ「ちが〜う!」
 「こうやったかなあ?」
 リリコ「ちがう、ちが〜う!」

 顔を真っ赤にして強情を張る姿に、思わずクスッと笑ってしまうと、

 リリコ「もう!!わらってるうち(場合?)ちがうわ!!」
 「もう〜、ええかげんにし!」
 リリコ「いやあああ!!うあ〜ん!」

 床にひっくり返って大泣き。お店の人もお客さんもみんなこっちを見ていますが、どうにもこうにも手がつけられません。

  (10分経過)

 「リリコどうしたいの?(包み紙)こうでいいんとちがう?」
 リリコ「・・・うん」

 なんとかおさまったようです。涙でぐしゃぐしゃの顔で海苔巻きをほおばりはじめました。

 「リリコ、さっき、なんで泣いてたん?」
 リリコ「・・・」
 「まりがいややったんか?」
 リリコ「・・・」
 「まりが悪かったなあ」
 リリコ「・・・まり、しゅき(好き)」

 …だっこ、だっこ。以上、今日もハッピーエンドでした。

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06年7月10日(月)

リリコ日記(25)あかちゃんダッコ

 「リリコな〜、ワニさんもラッコさんもできるねん!」
 …プールの季節がやって来ました。3歳児クラスになり、保育園の屋上にあるプールに入れるようになったリリコ。大きくなったよ!という気持ちが眼を輝かせて話す様子にあふれています。

 かと思えば、「あかちゃんダッコして〜」「ばぶ〜ばぶ〜」と赤ちゃんの真似!
 …“赤ちゃんごっこ”が保育園でもはやっているらしく、ちょうどクラスは“おめでたラッシュ”です。
 お友だちの妹や弟のことを話すうちに、「リリコは、いもうとのあかちゃんがいい〜」なんて言われてドキリ!

 でも考えてみると、子どものそばに赤ちゃんがいるというのは自然なことですね。ついこの間まで“赤ちゃん”だった子どもにも、次に生まれてきた赤ちゃんを大切に思ってほしい。大人も子どもも「赤ちゃん」が大好きなんです。

 …それなのに、産み育てることが阻まれる「少子化」社会。その原因を何重にも政治がつくっているなんてホントにおかしい。赤ちゃんのそばで暮らしていけるあたり前の国へ。

 やっぱり、がんばらなあきませんね。

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06年3月12日(日)

リリコ日記(24)ガクちゃんの「ありがとう」

  「リリコのおかあさ〜ん、ありがと。きのうね、ありがと!」

…保育園の保護者会行事で人形劇を見た次の日、お迎えの時に駆けてきた同じクラスのガクちゃんが、かわいらしい言葉をくれました。

 昨日の人形劇を、ガクちゃんはお母さんと妹の赤ちゃんと一緒に見ていたんです。でも、赤ちゃんが泣き出して、お母さんは赤ちゃんと別室へ。…真っ暗な会場で泣きだしそうになっていたガクちゃんに、「おいで、大丈夫よ」と声をかけたところ、ガクちゃんはリリコと並んで私の膝にちょこんと座って、劇を終わりまで見ていたんです。

 「ガクちゃん、昨日のこと、わざわざ言いに来てくれたん?すごいねえ」と、私。だってリリコは、まだきっと、こんなふうには言えないもん。

 帰り道、リリコと手をつないで歩きながら、なんだか嬉しくなりました。
 4月になれば3歳児クラスにあがる子どもたち。こんなふうに、のびやかにまっすぐに、自分の気持ちを言葉で表現するようになって、成長していくんですねぇ。

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06年2月 5日(日)

リリコ日記(23)ほいくえんいかへん!


 「ほいくえん、いかへん!」

 …このところのリリコの登園拒否(?)に、父と母はけっこう困ってます。

 「マラソンが嫌やったの? でも泣かんと走れたやん」「行きたくなくても、がんばって行くのがエラいんやで」となだめすかしてみたり、クマのぬいぐるみを抱っこさせたり…。

 でも、うまくいきません。

 3歳になって、「リリコなぁ、おおきくなったで〜。えほんもよめるねん」と言ってたかと思うと、「じゅーちゅ、ちゅうちゅう(哺乳瓶!?)でのみたい」と、まるで赤ちゃん! …ああ、こういうのって「弁証法」っていうんだっけ? 行きつ戻りつ人間って成長するんですね〜。

 それにしても、世間のお父さんお母さんってほんまにエラいなぁって思います。
 そして自分のことも、ちょっとだけ褒めたいな〜って。

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06年1月22日(日)

リリコ日記(22)お医者さんでヒヤ〜ッ

 「リリコ、はよ〜ブツブツなおってほしいな〜」

 …年明け早々、おへその周りや脇の下に赤い発疹ができ、病院へ走りました。

 「水ぼうそうです。大丈夫、5日もあれば治ります」とお医者さんはニッコリ。

 でも実は、ヒヤ〜ッとしたのは病気の事とともに、お財布の中身でした。最初の受診は3歳の誕生日の5日後。2回めと合わせての医療費が2千円かかりました。

 いまはちょうど、水ぼうそう流行の季節。保育園の同じクラスのお母さんたちでも話題になっていて、「うちは3千円かかったで」「キャーッて感じやね!」…。

 広い京都4区(衆議院選挙区)でいうと、子どもの医療費無料化は、京丹波町は中学卒業まで、南丹市は高校卒業まで実現しています。

 子どものいのちの大切さは同じなのに、なんでこうちがうんだろう?

 …京都市とともに、府政の責任が大きいですね!!
 そんな願いをあつめて、いのち・くらし・憲法を守る府政へ、衣笠洋子さんとともに!

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