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08年11月30日(日)

柊野支部/『源氏夢幻』冨士谷あつ子先生の“謎かけ”2008

 午前中、北区の柊野へ。柊野支部のみなさんと、ご挨拶や『しんぶん赤旗』『京都民報』購読のお願いに歩きました。

 雲ひとつない青空、目の前に紅葉の山々が連なります。右手のポコンとした山は神山(こうやま)と呼ばれ、上賀茂神社の“祭神さま”が降りてきた山だそうです。

 葱やかぶら、トマトの畑が広がり、農作業をしておられた男性のお話を聞きました。

 「政治に言いたいことはいっぱいじゃ!だいたいコメを輸入しながら減反せえというのは筋が通らん」「こんなにコメも野菜も安うなっては、農家の努力だけでは食っていけん。息子に嫁のキテもない。そんなら農家も農業も廃れるってことじゃないか!」

 …ほんとうにその通りです!日本共産党は国民の立場から農産物輸入自由化に一貫して反対してきたこと、「農業再生プラン」を発表して農業関係者と対話を広げていることをお話し、『しんぶん赤旗』を読んでいただくことに。「またぜひ、お家を借りて懇談会をしましょう」と約束して、葱の畑を後にしました。

 他にも10数軒を訪ね、帰りにはここに住む西本さんに見事なトマトをいただきました!〜ありがとうございます。

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 さて遡りますが、28日の夜、『源氏夢幻〜千年の時空を越え いまよみがえる まことの愛』という創作舞踊劇を石村かず子さん(3区代表)と一緒に見に行きました。

 バレエ、声楽、服飾のコラボレーションによって現代的によみがえった『源氏物語』。脚本は評論家・冨士谷あつ子先生で、『しんぶん赤旗』近畿版に「源氏物語再考」という連載をされていたのですが、それがとってもユニークだったんです。

 「源氏物語五十四帖という膨大な紙数を要する物語は、権力者による上質の紙の提供がなくては不可能である。それゆえ、紫式部には…権力者への配慮がある。書けなかったことは何だったかを考えてみたい」(10/10付『しんぶん赤旗』「近畿の散歩道」より)

 今回も、その視点から筆を起こした脚本とのことで、斬新な舞踊劇のなかに“謎解き”が潜んでいるようで、とても面白く興味惹かれました。

 …時の権力者といえば、あの藤原道長。紫式部が“遠慮”して描けなかったことはいったい何だったのか?〜“源氏物語千年紀”の今年の終わりに、冨士谷あつ子先生の“謎かけ”に、私もちょっとハマッてしまったかも知れません。

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08年11月29日(土)

「非正規」雇い止め3万人(厚労省発表)は“氷山の一角”!2008

 今日は、乙訓労働者後援会の「経済提言」学習会へ。

 11月11日に発表された日本共産党の緊急経済提言にそって、京都で起こっている事態や、この間の訪問・懇談の様子も紹介しながら1時間ほどお話しし、みなさんから職場の実態などをお聞きしました。

 そこでも話したんですが、昨日いっせいに報道された「非正規雇い止め3万人」「学生内定取り消し331人」という厚生労働省発表について…。

 昨日そのニュースを見て、さっそくこくた恵二衆院議員室に頼んで、都道府県ごとの数字を厚労省からとりよせてもらいました。それによると、雇い止めは「京都:派遣90人/1件、契約181人/3件、請負0人、その他39人/2件で、合計310人/6件」という数字。

 …えっ、少ないんでは??? と思いました。

 だって『京都民報』が報道しただけでも、村田機械の派遣200人強三菱自動車とジャトコで100人+すでに雇い止めになった請負労働者が45人、ロームでも数百人(←京都だけではないが)。この他にも、この間の調査で北部の企業など次々と名前が挙がっています。

 厚労省は「(調査は)すべての雇用調整事例を把握しているものではない。また、現時点で内容が確定している事例」としており、都道府県一覧では、「東京:派遣3人」「大阪:派遣0人」「高知:派遣0人」「沖縄:合計5人」など、実態とかけ離れていると思われる数字も並びます。

 …「3万人」でも衝撃的ですが、実際はその数倍〜数十倍の解雇・雇い止め計画が進行しているのではないか!? 背筋が寒くなる思いです。

 さらなる実態把握、そしてなにより「労働者の雇用を守れ!」という大企業への強力な指導・監督こそ、いま政治に求められる役割だと痛感します。がんばらなくては!

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08年11月27日(木)

青野平さんパステル画展/瀬戸恵子比例候補と街頭宣伝2008

 昨日は、ギャラリー吉象堂で開かれている青野平さんの展覧会を、西山とき子元参院議員と一緒に訪ねました。

 会場には、静物や風景など30点あまりの作品が並びます。…特にヨーロッパ諸国の古城や橋の見える風景を描いた作品は、絵のなかから風や水の音が流れ出てくるようでとても素敵です。

 そんな青野さんは、“パステル画家”であると同時に、本業は法学者・弁護士さん。

 久しぶりにお会いしたのですが、「麻生首相の連続失言で、日本の品格が落とされるね」「田母神発言では『国家公務員の憲法99条遵守義務』こそ問われるべき。政治家はそういう視点での追及を」「イージス艦を買うお金をまわせば、日本や京都でももっと景観を守れるのに」 と、舌鋒するどいお話が次々と飛び出しました。

 …本業も、絵も、ますますのご活躍を期待します〜!

*青野平パステル画&岩崎政雄陶器 二人展 11/30(日)まで ギャラリー吉象堂(中京区三条通柳馬場東入ル) 

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 夕方は近畿ブロック比例候補の瀬戸恵子さんと一緒に街頭宣伝へ。

 人通りのにぎやかな京都駅前や四条通り大丸前で訴えていると、あちこちから写真を撮られます。なかにはビデオをずっとまわし続ける外国人観光客の姿も。

 …“京都で珍しいモノ見つけた”って感じかな。それとも、もしかして“日本共産党への世界的な注目”の一旦でしょうか!?

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08年11月25日(火)

舞鶴〜綾部 北部キャラバン/田母神問題「違憲教育やめよ」自衛隊に申し入れ2008

 府大型カーの北部キャラバン(24・25日)で、今日は舞鶴から綾部へ、吉田さゆみ5区候補や市会議員団とそろって街頭から訴えました。

 朝7時、舞鶴のユニバーサル造船前からスタート。もう労働者がぞくぞくと出勤しています。

 続いて、舞鶴市役所前→日本板硝子前へ。与保呂川の万代橋と養老橋の間では恒例の“朝市”が開かれていて、ここでもご挨拶。そして白鳥街道から西舞鶴へ。

 途中の休憩で「もみじ寺」として有名な金剛院へ立ち寄りました。

 …紅葉に包まれるように姿を現した三重塔は、雨に濡れてもしっとり優雅。国指定の重要文化財で、室町時代に再建されたものだそうです。

 お昼は15分でラーメンをかきこみ、午後は綾部へ。久しぶりに上林地域に入って訴えると、演説の後に近くのお宅から大きな拍手が。ありがとうございま〜す!

 午後4時、綾部工業団地の入口。急に大粒の雨が落ちてきたかと思ったら、黒い雲はどんどん流れ、さっと夕陽が差したり。…いよいよこんな北部独特の“うらにし(裏西)”の季節がやってきた感じです。

 ここで、迎えに来てくれた夫と娘と合流。

 「すご〜い。まりのバスおっきいね〜!よくみえるね〜♪」と、大型カーに登ってきた娘・リリコは大興奮のようすです。

 私はここまでで帰路につきましたが、この後真っ暗になるまで、吉田さゆみさん、綾部市議団のみなさん、そして運転手の藤井佐富さん(前京都市議)はがんばりました。寒風のなか、ご苦労さまです〜。

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 また今日は、あの田母神俊雄前航空幕僚長の「論文」に端を発した自衛隊「違憲教育」の問題で、海上自衛隊舞鶴地方総監部と陸上自衛隊福知山駐屯地に、吉田さゆみさんとと一緒に申し入れました(舞鶴では後野和史市議団長、福知山では杉本5区本部長が同行)。

 「日本の侵略は“濡れ衣”」と戦争を美化する田母神氏の「論文」自身が政府見解にも憲法にも反するもので重大ですが、同時に、自衛隊の統合幕僚学校で田母神氏の考えにもとづいて「歴史観・国家観」の講座がつくられ、400人近い幹部が受講していたことが、井上哲士参院議員の追及などで明らかになりました。

 申し入れでは、「違憲教育」は見過ごすわけにはいかない重大問題であり、こうした幹部教育の修了者の人数、氏名、役職名を公表すること、今後、隊内教育を含むあらゆる活動で憲法と政府見解の立場を遵守することを求めました。

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08年11月23日(日)

京都総評女性部大会/宇治市長選・市議補選支援2008

 午前中、京都総評女性部の定期大会へ。会場に入ると、ホットコーヒー・コーナー(母連)や、「憲法9条ふろしき」、お菓子などのバザーもあり、なんだかほっこりの雰囲気

 …働きながら、家族のこと、子育て・介護etc.そのなかで“女性も男性も人間らしく”としなやかに活動してみなさん。心からの敬意を表します〜!

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 午後は、市長選・市議補選の支援で再び宇治へ。連休2日目、『源氏物語千年紀』ブームのもと、“宇治十条”の主舞台であるこちらも大勢の観光客で賑わっています。

 抜けるような青空。市民ネットの宮本しげお市長候補、日本共産党の藤原もとゆき市議候補と一緒に訴えました。

 選挙戦では、3期12年の現市政の「継続か、転換か」が問われます。

 国の「痛み」おしつけと経済危機のもと、市民から悲鳴があがっているのに、現市長は「後期高齢者医療制度の廃止は迷惑」「消費税増税反対は適切でない」と市民の願いに背を向け、就学援助の基準改悪で600人の子どもたちの支援を打ち切りました。子どもの医療費無料化の就学前までの拡充にも背を向け、国保証とりあげも府内有数…。

 こんな冷たい市政の継続を許すのか、それとも「高齢者差別医療や消費税増税ノー」と国にもはっきりモノを言い、暮らし守る市政へと「転換」する、宮本しげおさんを選ぶのか?〜答えは明らかではないでしょうか。

 11月30日告示、12月7日投票です。みなさんのご支援をお願いします!

Ps.宣伝中、「宮本しげおカー」に乗っている宮本次郎さんとすれ違いました。民青同盟からの仲間で、いまはれっきとした党奈良県会議員(最年少)。そういえば、宮本しげお市長候補の“娘婿さん”だった。なつかし〜

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08年11月22日(土)

京都の秋満喫♪観光地コースの街頭宣伝/田母神問題追及の井上参院議員2008

 3連休の初日です。大型カーに乗り込み、午後の時間いっぱい、観光地などで街頭から訴えました。

 丸太町通りにある府委員会を出発して→鴨川べり→銀閣寺道→京都御苑→大徳寺→金閣寺へ。

 この数日間の冷え込みで紅葉もぐっと色づいています。後半は、西大路を南下→東寺・五重塔→三十三間堂→四条河原町へ。

 どこも、観光客や観光バスでいっぱい!バス停ではあちこちでお客さんの積み残しも。

 「な〜るみ〜やさ〜ん!」という大きな掛け声に振り向くと、お客を乗せたタクシー運転手さんが窓を開けて手を振っています。…感激!がんばりま〜す。

 私たちも車窓から“京都の秋”を満喫し、最後は四条通りの京信前で、井上哲士参院議員と合流しました。

 実は、井上さんの到着が15分ほど遅れ(気候ネットワーク主催のシンポジウム・パネラーのため)、先に演説していた私は「(時間を)延ばして、延ばして」と言われて、結局30分近くもしゃべるはめに。

 …あ〜、演説もたっぷりすぎるほど“満喫”した1日でした〜。

 井上さんは、この間の田母神発言に端を発した自衛隊幹部教育の問題について、国会での追及を詳しく紹介。

 「日本の侵略は濡れ衣」「そんなの関係ねぇ」の田母神氏が“特異な人物だった”というだけではなく、自衛隊の統合幕僚学校では「歴史観・国家観」講義が存在し、「侵略美化教育」が組織的・構造的に行なわれていたこと。しかも田母神氏自身がその“目的”を「海外派兵をすすめる時代に、自衛隊が元気でなければ」「贖罪意識を持っていては元気が出ない」などと述べ、まさに違憲の海外派兵拡大と一体で侵略美化の動きがすすめられたことを告発しました。

 …う〜ん、本当に重大な中身。見過ごせません!これも総選挙の大きな争点ですね。

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08年11月21日(金)

「キュウフキンってナニ?」消費税増税ノー!いっせい宣伝DAY2008

 「ストップ!消費税増税」…今日は日本共産党の“いっせい宣伝DAY”ということで、府内約140カ所で宣伝・署名を行ないました。

 夕方は四条河原町阪急前で“ハーフマラソン宣伝”。党府委員会勤務員や小選挙区候補、府会議員団、西山とき子副委員長と一緒に、通行人や行楽客に訴えました。

 「バラマキ給付金一瞬 消費税増税一生」のビラに、留学生の集団がじっと見入って「キュウフキンってナニ?」。「プライムミニスター・アソウが、選挙の人気取りのためにバラマク」と、一緒にいた日本の学生さんとともに説明したんですが、「ハ〜ン、ワカッタ。…デモ、ナンデ??」。政府がお金を配るということを理解しかねる様子。…そうなんです!ふつうの“社会的常識”じゃあ、説明つきません〜!

 「いまから夜のバイト。時給1000円だけど、もっと上げてほしい。消費税はかなわん」と署名してくれた20歳の若者。

 「消費税アップだけはダメ。共産党さんがんばって」と署名して、「あっ!成宮さんだ。かくれファンです〜」と言ってくださる女性も。

 …ありがとうございます。ああ、対話ってホントに楽しい〜。すごく寒かったけれど、明日もがんばるぞ〜!!

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08年11月20日(木)

自民・民主「迷走」…井上メルマガ名作!2008

 迷走を続ける麻生首相。今度は、「医者は社会的常識が欠落している人が多い」と医師不足に関わって発言したとのこと。

 …驚き呆れます!!

 誰のせいで医師不足が起こっていると思っているのでしょう!? なにより、現場で自らの身を削るような苦労をしている医師・医療関係者のみなさんの必死の思いをまったく知らないのでしょうか!?

 「社会的常識が欠落」した首相には、ほんとにもう、退陣してもわなければ〜!

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(前日のつづき) さて、民主が参院で「審議ストップ」に出た18日。井上哲士参院議員メルマガで、エレベーターで一緒になった民主議員の「大きなため息」を紹介していました。さらに面白かったのはその後のくだり。

 「公明議員が民主の議員に対し、『大変ですね』と声をかけると、民主議員が苦笑いしながら『先生も体験されたんでしょ』と返事する場面が。…かつて公明党が新進党に合流していたときに、当時の小沢党首のもとで、予算委員会室にピケをはって審議拒否をしたことがありました。乱暴な方針にふりまわされたことをお互いに慰めあったということでしょうか」(井上哲士メルマガより)

 …そうかぁ、公明党もかつては「小沢・新進党」の一翼だったんですね〜。そしてこれでは政権がとれないとなると自民党にくっついたんだ。

 そういえば、自民・公明政権の以前は、「自自公(自民・自由・公明)」「自自(自民・自由)」で、ともに小沢氏は“与党”でした。そしてこの時にやられたのが「大銀行への税金投入」「派遣労働の原則自由化」「戦争法(周辺事態法)」etc. 

 …いまの自民・民主、「政治の中身」に違いがないわけだ〜。

 「わが党は、徹底審議を通じて政府・与党を追い詰める『王道』をまっしぐらに進みます」と井上さん。

 …今回の井上メルマガは、いつにもまして、名作中の名作と読みました。

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08年11月19日(水)

秋の府市民総行動/自・公と民主「迷走同士のぶつかりあい」2008

 「秋の府市民総行動」(主催:実行委員会)で、先日の京都市に続き、今日は京都府に対する要請行動がおこなわれ、お昼の集会・デモに合流しました。

 …今日の京都はこの冬一番の冷え込み!「朝出る時には雪がチラついとった」という北部のみなさんも含め、「雇い止めを許すな〜」「中小企業を守れ〜」「消費税増税は許さないぞ〜」と元気にシュプレヒコールしながら歩きました。

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 さて、臨時国会はここ数日、また新たな動きがありました。

 麻生首相と小沢・民主代表との党首会談。…小沢氏が「2次補正の提出を。出さなければ参院でテロ法案などの採決に応じない」と言いだし、麻生首相は「努力中だが、いつ提出できるかは言えない。テロ法案とは関係ないじゃないか」と応えたとのこと。

 それで昨日、民主は参院のすべての委員会で「審議ストップ」戦術に。麻生首相は「テロ特措法案」「金融機能強化法案」の衆院での「60日再可決」に言及し、政局は一転、会期大幅延長説が大勢となっています。

 …「いったいどうなるんだ?」という問い合わせが今日もたくさん寄せられました。見通しをあれこれ言うことはできませんが、事態の本質は“自民・民主 迷走同士のぶつかりあい”(市田書記局長)ということでしょう。

 ★市田書記局長の記者会見(17日)の動画↓↓↓

 麻生政権が、「給付金」で国民から総スカン!支持率急落で「迷走中」なのは言うに及ばず…。

 同時に、民主党も2次補正を「要求」するけれど、それは「給付金バラマキ」の具体化であり、「3年後の消費税増税」とセットでいま最も評判の悪いシロモノじゃありませんか。「景気対策にもならない」と民主も批判してきたはず。

 それなのに、小沢氏は、2次補正が出ればテロ特や補正予算案の「採決」にも応じる構えだといいます。どちらも、国民の利益に反する中身であることはあきらかなのに、です。

 …いったい、民主にとって、「政治の中身」とは何なのでしょうか!?

 結局、「対決姿勢」を演出しても「対決の中身」がないからこうなるのでしょう。民主は当初、「法案審議に協力するから、早期解散をお願いする」という態度で「1次補正予算」に賛成し、テロ特法案の衆院通過にも協力しました。

 “国民ないがしろで、なんいがなんでも「政局」優先”という、民主党の党利党略ぶりが、再び浮かび上がってきた格好ですね。 (つづく)

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08年11月18日(火)

金融危機・景気悪化から暮らし守れ!〔北部調査その2〕2008

 しばらく日が空いてしまいましたが、11日北部調査の続きです。

 夜、宮津市内で、吉田さゆみ5区候補とともに京都北都信用金庫の関係者からお話をききました。信金の役割から、職場の現状や金融制度のそもそもまで詳しく聞いたのですが、あらためてよくわかったな〜と思うことがいくつもありました。

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★1つは、そもそも信用金庫は地域経済になくてはならない役割を持っているということです。

 『夕刊フジ』10/23付が「税金注入金融候補リスト」を報じたなかに「京都北都信金」も名前があり、「経営悪化」が言われている。けれども中丹・丹後地域では貸出シェアの54.8%を占めていて、地域経済と中小企業に必要とされている存在なんだと、何度も強調されていました。

 「京都銀行や農協などは、(支店が)『不採算』になったら逃げ足の速いこと!信金は大企業には貸せないし、逃げていくところもない。この地域に根ざし、地域とともにて生きているんです」という言葉に、なるほどと感じました。

★2つめは、アメリカ型金融システム持ち込みによって、こうした本来の役割が果たせなくなっていることです。

 職場は、6年前の5信金合併以降のものすごいリストラで、パート化や別会社移行。賃金凍結やボーナスカットはいまも続き、「働く者が精神的に不健全で、投資信託・金融リスク商品をお年寄りに売って『手数料』を稼ぎに奔走させられる」「『貸し渋りはいけない』というが、『自己資本比率』をあげるために貸出しは厳しくなっているのが実情」だといいます。

 その根本には、アメリカに倣った「金融再生プログラム」で、「自己資本比率」「検査マニュアル」で縛るしくみを導入した10年前の「金融ビッグバン」・構造改革路線がある。金融機関にとって「貸出し→(不良債権の)格付けによって引当金を積む→自己資本比率低下」ということになり、結局は「貸したくても、貸せば自分の首を絞める」しくみです。

 「検査マニュアルは手直しもされてきているが、それ以前は、人(経営者)を見て『信用』で貸していた。不良債権の格付けのような一律のものではなかった」「地域金融の本来の役割を果たすには、大きく言えばアメリカ型システムの根本的な見直しが必要だと思う」とのこと。

★3つめは、いまこそ地域経済再生へ、住民と行政と地域金融機関などが力を合わせていくことが大切だということです。

 「貸し渋り」について聞くと、「経営状態があまりに悪く、『これはムリな返済計画なんじゃないですか』と言うこともある」「がんばって貸出した先がつぶれるなどの悲しい事態もあり、貸すことが気の毒な人もある」といいます。…「貸し渋りダメ」だけではなく、根本のシステムの転換とともに、、やっぱり北部経済そのものの再生こそが求められるのです。

 北部の危機突破のために行政・政治がどういう役割を果たすのか?という話になり、「かつて、旧町ごと(野田川、峰山、大宮など)に町が『預託金』をつんで貸出しを保証したことがある」吉田さゆみさん。あらためて、こういうしくみも研究することが必要です。同時に、窓口が金融機関に丸投げされ、部分保証制度が導入されるなど、この間の行政の責任放棄についてもあらためて追及が必要だと思いました。

 「いま地方自治体も、構造改革・交付税削減によって財政は“火の車”だ」「だからこそ、行政も住民も、信金や労組も、いじめられている者同士で力を合わせなきゃいかんのじゃないか」以前の危機には、住民と労組が一緒に決起集会をやったという経験も出されました。

 …本当にそのとおりですね。2時間を超える懇談でしたが、深刻さとともに、どこに打開の力があるのか、光明が見えた気がしました。

 「構造改革ノー」「北部の暮らしと経済を守れ」の旗印を掲げ、多くの人々と手を結んだ運動をいまこそ!がんばらなくっちゃ〜!!

(Ps.写真は京都御苑にて。夕方、30分のウォーキング。土の上を歩くのっていいな〜)

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08年11月16日(日)

宇治市長選に宮本しげおさん(宇治市民ネット)、市議補選に藤原もとゆきさん2008

 11月30日告示、12月7日投票でおこなわれる宇治市長選挙と市議補欠選挙の応援へ、宇治へ行ってきました。

 前半は補選に立候補する藤原もとゆきさんとともに、アルプラ前や小倉団地で宣伝。

 藤原さんは、村田機械の労働者として女性賃金差別撤回などに奮闘してきた経歴に触れ、「槙島に住んで27年。子どもがお世話になった槙島保育所の一方的廃園は許せない。後期高齢者医療制度廃止や消費税ノー、福祉・子育て応援へ、ぜひ勝たせさい」と力強い訴え。

 私は、「経済危機に宇治でも悲鳴があがっているのに、自公政権は『給付金』で右往左往し、『3年後の消費税増税』を公約。こういう時だからこそ、市民の暮らしを守る市政に変えましょう」と訴え。

 現市長が「後期高齢者医療制度を廃止されたら自治体は迷惑」とまで発言し、就学援助を切りすて、子どもの医療費無料化(就学前まで)に背を向け、国保証とりあげでもトップクラスと、府内で例がないほど冷たい市政であることを批判し、「日本共産党と幅広い市民の共同こそ、政治を変える力です!」と、2月の京都市長選挙が「951票差」に追いつめたことや南区議補選に触れて「今度は宇治市民が“Change”の声をあげよう」と訴えました。

 午後3時には、JR宇治駅前で、宮本しげお市長候補・宇治21市民ネット代表と合流。自治労連の山村委員長や、支援に駆けつけた京建労などのみなさんと一緒に、勝利を訴えました。

 …写真は宇治橋から上流を望むスポット(宣伝カーの車窓から)。紅葉はまだ初旬ってところでしょうか。

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 午前中は、左京区・岩倉地域で居住支部や樋口市議とともにご挨拶にまわりました。「給付金はアホらしい」「消費税増税は堪忍して〜」とたくさんの署名が寄せられ、4人の方が『しんぶん赤旗』『民報』の読者になってくださいました。

 …こちらは、紅葉のピークはもうすぐってところでしょうか。解散・総選挙の時期は流動的ですが、こうした活動をつみあげ、たくさんの声を聴いていかなくては、と思います。

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08年11月15日(土)

タクシー労働者の暮らし・いのち守る新たなルールを!2008

 夜、京都駅前のタクシープールで、客待ちをしているタクシーへの宣伝・対話を、こくた恵二国対委員長やハイタク労働者後援会のみなさんとともに行ないました。

 「今日は客待ちは短いほうだけど、本格的な観光シーズンなんやから、もっともっと流れなあかんわ」(Kタクシー)

 「ほらほら、(客待ち車が)溜まってきたやろ〜。駅からお客が出て来ても、この頃は乗ってくれへんのや。やっぱり財布の紐が固いんかな」(Mタクシー)

 「わしは37年乗っとるけどいまが一番悪い。年収200万にもならん。暮らせるようにしてほしい。共産党がんばってや!ほんまにな!」(個人タクシー)

 …窓越しにタクシー労働者のみなさんからは、この間の規制緩和に加え、景気悪化の影響が口々に語られます。

 2002年、他党すべてが賛成した、タクシー規制緩和(道路運送法改悪)に、日本共産党は「労働条件や安全を脅かす」と反対したこと、9月には「タクシー提言」を発表し、こくたさんを先頭に国交省へ申し入れたことを紹介したビラを渡しながら、「規制緩和反対、タクシー労働者の暮らしといのちを守るルールづくりへ力をあわせましょう」と呼びかけました。

 “規制緩和一辺倒”だった当時から6年、その後の自交総連などのねばりづよいとりくみや日本共産党も国会でくり返しとりあげるなかで、いまや「台数規制」「同一地域・同一料金」など新たなルールづくりが必要だと、政治も業界も動き始めています。

 …暮らし、いのちをかけたタクシー労働者のみなさんの訴えをしっかり受けとめ、スクラム組んでがんばるぞ〜!

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08年11月12日(水)

金融危機・景気悪化から暮らし守れ!〔北部調査その1〕2008

 金融危機・景気悪化に関わる調査や対策で、このところ動いています。昨日は特に深刻な状況にある府北部で、中小企業団体や信用金庫の関係者からお話をききました。

 まず、ある中小企業団体の北部事務所へ。

 北部の景気悪化については、昨年まで「過去最高」といわれていた機械金属が急激に悪化し、「4月から急に悪くなり、米金融危機以降の9月あたりからまったく仕事がない」「輸出関連の半導体の仕事がゼロになった」などの声が相次いでいるといいます。特に丹後地域(京丹後、与謝地域)では、これまでからの「織物不況」、「建設不況」のうえに、“丹後の希望”といわれた機械金属の今回の事態で、長田野工業団地でも「衣川鉄工所」という地元で商工会議所副会頭もつとめる企業が先週民事再生を申請し、大変なショックが広がっているそうです。

 また「貸し渋り」については、相談は以前から多く、地域で取引の多い「北都信金」自身の経営悪化に不安が広がっているとのこと。政府が創設した「緊急保証制度」は、信用保証協会による全額保証(部分保証ではなく金融機関の負担はない)なので金融機関が「お知らせ」にまわっているが、経営者には「相談に行ったらやっぱり条件が厳しかった」という声が多いといいます。

 雇用情勢について聞くと、「長田野でも、他から来た大企業ではいっきに派遣に置き換えられたけれど、会員の中小企業ではほぼ100%正規雇用です。一貫して“人を育てるのが経営者”という観点で勉強会もやっているんです」とのことでした。

 …やっぱり中小企業こそ、雇用や地域経済の“かなめ”なんですね。(つづく)

★11月11日に発表された「景気悪化から国民生活を守る日本共産党の緊急経済提言」

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08年11月 9日(日)

派遣青年A君の思い…2008

 〜「西・右京かえるネット」つづき・日雇い派遣で働くA君の話〜

 派遣される先は1日限り、一緒に派遣される労働者同士も名前は知らない。深夜から朝までの倉庫作業が多く、仕事が連続すると体調がおかしくなる。

 「けれど、仕事のない日が続くと『このまま呼び出し(仕事)がなかったらどうしよう』と不安になる。明日仕事があるかどうかさえ、深夜まで待たないとわからず、予定なんて立てられない生活が続く」

 …A君が繰り返し訴えたのは、「働きがいが感じられない!」ということです。

 「上司や派遣先のいうノルマを懸命に達成して、ペコペコして働いて、『3年後の直接雇用』を狙っているヤツもいる。けど、いつクビになるかもわからないのに、そんな展望ほとんどゼロ」「両親とは離れて暮らしてる。大学での専門は語学だったけど、就職活動に失敗して正職に就けず、派遣でもう5年。…秋葉原の事件もあったけど、ほんっと人間腐っちゃいますよ」と、吐き捨てるように言います。

 …登録型派遣を原則禁止していくとともに、実際に派遣で働いている若者がここから“抜け出す”ための具体的支援が必要だと痛感します。

 口惜しさで顔をゆがめるA君に、「かえるネット」や民青同盟の活動を紹介し、「仲間と連帯し、こんな社会を変えよう」と呼びかけると、「そうですね。こういう場所って、必要ですね」と、また次の企画に来てくれることになりました。“予定の立てられない毎日”のなかではあるけれど。

 …「派遣切り」「雇い止め」の嵐が吹き荒れるいまこそ、こうした多くの若者に出会わなくっちゃ!と、あらためて思います。一緒にがんばろう、A君!!

★写真は「政治 社会 Change!」をアピールするかえるネット京都によるパフォーマンス(9日 鴨川三条)。

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08年11月 8日(土)

西・右京かえるネット「いまなぜ共産党なのか?」2008

 今日は「西・右京かえるネット」の企画へ。

 …久々の“地元”です。「いまなぜ共産党なのか?」というテーマで、吉田幸一4区候補や若いみなさんと一緒に、日本の政治や総選挙の争点について考え合いました。

 参加者からは、「保育園のお父さんの帰りがすごく遅い。働き方がひどすぎる」「非常勤保育士は時給900円で手取りは月12万。とても暮らせずダブルワークがあたりまえ」「ドイツに留学したら、留学生の私も含めて授業料がタダだった。日本とは大違い」などの実態が出され、こんな日本を若者の力で変えていこう!と思いを交流しました。

 また、「地球環境を守ることと経済発展は両立するの?」「なぜ財界が『愛国心』『教育改革』のことを要求するのか」「登録型派遣を禁止したとき、派遣労働者をどう救うのか」などの疑問が出され、私から答えました。

 会場の後ろのほうから手を挙げて、「中途採用でも就職できるように機会を増やしてほしい」と発言した男性。私が話している間ずっと、ノートに一生懸命メモをとっているので、終わった後に声をかけてみました。

 …昨日の「かえるネット」の宣伝でたまたま出会って来てくれたA君は27歳。登録型(日雇い)派遣で働いているといいます。

 「さっきの話のとおりですよ。“今日はここ、明日はあそこ”と電話で呼び出されて深夜から朝まで働かされる。ほんっと、ひどいとこなんですよ!早くここから抜け出して、正規で働きたいのに」

 …A君が話してくれた“日雇い派遣労働者”の実態と思い。「派遣」という働かせ方の“残酷さ”を、突きつけられた思いです。 (つづく)

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08年11月 6日(木)

「軍事力ではテロ拡大」ペシャワール会・中村哲さんら参院委で証言2008

 臨時国会。「新テロ法」延長案の外交防衛委員会での質疑をこのところ参議院インターネット中継で視聴しています。

 昨日は参考人として、NGO「ペシャワール会」の中村哲氏、国際協力機構(JICA)の力石氏が意見を述べられました。現地で非軍事の民生支援を行なってきた2人の証言は、ほんとうに重いものでした。

 特に中村氏は、井上哲士議員らに答えて「『対テロ戦争』を名目にした米軍の空爆が治安悪化に拍車」「軍事力ではテロは無くならない。かえって拡大する」「アフガンへの軍隊派遣は“百害あって一利なし”」とくりかえし述べられました。…25年間もの医療活動や水利事業の経験に裏付けられた証言。大きなインパクトと説得力があります。

 「アフガニスタンの人々にとって最大の脅威は大干ばつ。この冬を越せるかどうか500万人が飢えている。小麦の値段は1年で3倍になり、食べていけないから悪いことに手を出したり、傭兵になったりせざるを得ない現実」

 「もともとアフガン人は『親日的』だったが、日本が米国の軍事活動に協力していることが知られるにつれ、私たちNGOも身辺に危険を感じるようになった」

 「戦争でテロは解決しない。いま米国自身も『対話が必要だ』と動き出している。平和国家日本は、そのまとめ役・調停役をするべきではないのか」

 「『経済成長率10%』というが、食えない人々が大勢いて、子どもたちが清潔な水がなくて死んでいく。支援と言うなら、まず人々が生きられるようにしなければならない」

 民主党議員の質疑では、民主「対案」(アフガン本土への自衛隊派兵)についてのやりとりもありました。中村氏は、「治安維持は現地警察の仕事であり、軍隊の仕事はないと言わなければならない。『自衛隊』という軍隊派遣によって、かえって治安は悪化する。断言したい」と反対を表明。

 自民議員(“髭の隊長”こと)には、「してはいけないことは『人殺し』であり、人殺し部隊=軍隊と名のつくものを絶対に送ってはならない。自衛隊派遣は有害無益」

 JICAの力石氏も、「民生支援を中心にやってきた日本までが、ついに軍隊を送ったのか、ととらえられる。自衛隊が歓迎されざる存在になる」と述べられました。

 さらに公明議員に対して、中村氏は「『自衛隊が給油した部隊が空爆をしているのではない』などというその理屈は、現地の人々には通用しない議論だ」ときっぱり。

 …ほんとうに、重要な参考人質疑でした。「新テロ法」延長案も、民主「対案」も、アフガニスタンに存在の理由なし!明らかです。

 そして、この参考人招致自身、日本共産党・井上さんが要求していたもの。やっぱり“徹底審議で追いつめる”ことこそ議員の役割、野党の役割ですね!!(つづく)

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 一方のアメリカでは、大統領選挙でオバマ氏当選とのニュースが。

 “史上初の黒人大統領”誕生は、「人種の壁」を乗り越えていこうとするアメリカ、なにより「CHANGE(変化)」を求める国民世論の大きさを示したと思います。アフガンやイラクでの泥沼の戦争、金融危機の背景にあるバクチ的資本主義・新自由主義。〜それらとの「訣別!」こそ、アメリカ国民の願いなのだと。

 …「オバマさん、アメリカは本当に変わるの?」。米国民だけでなく、世界中の人々も見ていますよ。アフガンやイラクの民衆、そして日本でも多くの人々が。

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08年11月 5日(水)

宇治田原町会議員選挙告示される/冬木偉沙夫先生と20年ぶり!再開2008

 昨日は宇治田原町会議員選挙が告示され、日本共産党の安本おさむ、今西くみこ両候補の応援に行ってきました。

 宇治田原といえば“ころ柿”。里のあちこちに鈴なりの柿の木が立ち、まるで紅葉のような鮮やかさ!

 そして柿家(かきや)。これも宇治田原の独特の風物で、干し柿を干すためのやぐらが、稲刈りを終えた田んぼに立てられています。写真は安本さん宅のまん前、高さ10mくらいありそう。すご〜い、日本の原風景という感じです。

 さて、選挙戦は定数12(2減)に13人が立候補する激戦になりました。

 候補者カーに乗り込み、「後期高齢者医療制度廃止!消費税増税ノー!と、国政でも町政でも日本共産党と力を合わせましょう」と訴え。また、安本さん、今西さんがこれまで小学校卒業までの子どもの医療費無料化、中学校の少人数学級、学童保育・保育所の時間延長など住民と一緒にがんばってきた実績を紹介し、「国・府にも町にもはっきりものを言い、身近に役立つ議員が必要です」と訴えました。

 夕方5時まで訴えた後、宇治田原町にお住まいの漆芸家・冬木偉沙夫先生(京都市立芸術大学名誉教授)を訪ねました。

 今西くみこさんのご近所で、先日の事務所開きで激励・推薦の言葉を述べてくださったそうです。そういえば、今年6月「憲法9条京都の会」の呼びかけ人にも名前を連ねておられました。

 …私がお会いするのは芸大卒業以来だったのですが、「君は確か、大学生協設立運動をしていたねぇ」と、なんと20年前のことを覚えていただいていて感激しました。漆(うるし)の教授で、美術学部長だった先生とは、生協設立や学費問題などでたびたび意見を交わした(たたかわせた?)ものでした。あの頃と変わらずお元気そうで、とても懐かしく嬉しく思いました。

 冬木先生、ますますのご活躍を期待します!そして選挙も、がんばりますね!

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08年11月 3日(月)

市田忠義書記局長、瀬戸恵子比例候補来たる/「働くルールづくり」でこそ景気回復!2008

 連休、まずますのお天気です。昨日は女性宣伝や青年リレー宣伝に参加し、京都駅前では瀬戸恵子比例候補や若者たちと一緒にパチリ!

 今日は午後から大型カーに乗って、市田忠義書記局長を迎えた左京での街頭演説会(高野イズミヤ前)へ。

 麻生首相の「追加経済対策」について、市田さんは「国民のための対策はまったく何もなく、3年後に消費税を増税することだけを明言した」と批判し、「消費税問題は総選挙の大きな争点。増税はごめんだという方は党派を超えて日本共産党へ」と呼びかけ。

 …車の上から見ると、夕暮れのなか、どんどん足が止まり聴衆がふくれあがり、写真やメモをとる人の姿も。大きな注目を実感します!

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 お昼は、南区吉祥院小学校での「青年雇用問題演説会」で、青年弁士やこくた恵二国対委員長と一緒に訴えました。

 党生活相談所長の青柳さんからは、若者の相談が増え、派遣労働からクビになって寮を追い出され公園を転々としている若者もいる実情が語られました。

 私は、日本共産党が主張している「人間らしく働くルール」―「派遣を正社員化する」「最低賃金を時給1000円以上に」「サービス残業根絶、労働時間短縮」など―を実現すれば社会はどんなふうに変わるのか?〜@青年・労働者の賃金アップ、「ワーキングプア」をなくすことができる、A景気回復、京都の地域経済再生に役立つ、B社会保障を支え、少子化対策にも直結する、ことをお話し、「誰もが人間らしく働ける社会へ、希望は“連帯”と“日本共産党”の前進です!」と訴えました。

 …演説で紹介した「新ネタ」が2つ。

★1つは、先日発表されたサービス(不払い)残業代解決額です。日本共産党は国会で40年以上前から追及し、2001年には「サービス残業根絶通達」を厚生労働省に出させてきましたが、その01年〜07年度に不払い残業代が支払われた全国の合計は1351億円にのぼります。京都では、昨年度6564人に2億3千万円が支払われ、1人あたりの最高は350万円!…これだけの金額を、関係者のみなさんと一緒にとりくんでとりもどしてきたんです。

★2つめは、先日『しんぶん赤旗』が報じていた労働総研による試算結果です。〜@サービス残業を完全になくせば、労働者の賃金は6兆円増え、さらに、派遣やパート労働者で希望する人を「正社員化」すれば、1人あたりの年収(平均)は、派遣労働者で110万円増の350万円に、パートで240万円増の480万円になる。Aこれは景気を押し上げる。家計消費を15兆円増やし、国内総生産(GDP)を2.5%、24兆円分も押し上げるそうです。

 …折りしも、金融危機・景気悪化の時。麻生首相の「定額給付金」と比べてどうでしょう?“1回コッキリもらったら、3年後から消費税増税が一生やってくる”〜こんなとんでもない「対策」より、こっちのほうがいいにきまってます。

 やっぱり、「輸出」頼み・大企業頼みでなく、暮らしと雇用を応援してこそ本当の景気対策になるんですね〜!ますます、「働くルールづくり」は急務です!

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