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08年1月31日(木)

たたかいは続く!薬害C型肝炎学習会で2008

 薬害C型肝炎問題学習会(京都民医連主催)で、大阪訴訟弁護団の國本依伸弁護士のお話を聞きました。

 連日、この問題の相談が党事務所にも寄せられています。そのほとんどは「肝炎患者だが、薬剤投与の証明(カルテなど)がない」というもの。…せっかく成立した薬害C型肝炎患者救済法。なのに多くの人々が「証拠がない」と救済対象から外れてしまうなんて、なんとかしければ!!との思いをつよめ、参加させていただいたものです。

 國本弁護士は、薬害肝炎の起こされた歴史的背景から、スモン、薬害HIV、そして今回のC型肝炎へと続いた薬害訴訟のたたかいが、大きな成果をかちとってきたことを強調。同時に、今後の大きな課題として、「薬害」が証明されない肝炎患者全体の救済という問題があることを、原告団のとりくみの経緯なども紹介しながら詳しく話され、全体像がほんとうによくつかめるものでした。

 お話を聞いて、特に、今回の救済法が、「首相の謝罪」「恒久対策」など画期的な到達であることとともに、ここが肝炎患者全体を救済・支援するたたかいの途上なんだ、ということをつよく感じました。

 …“たたかいは続く”。たたかい続けることが、ほんとうに大事なんだということです。

 また民医連・中央病院からも発言がありましたが、相談が殺到し「全カルテを見直す」という作業には大変な労力が必要とのこと。こうした支援も含めての対策が行政には必要ですね。ぜひ、この問題での医療機関との懇談会などとりくみたいと思います。がんばらなければ…。

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08年1月30日(水)

リリコ日記(41)おしごとはなに?000_ririko)リリコ日記

 「おとうさん、おしごとたいへんやなあ」…ある日、リリコが思いついたように言うのです。「なんで?」って尋ねると、

 「だって、ねんどコネコネしておさらつくって、うりにいったり、リリコをほいくえんにおくっていって、おむかえしてはるやろ。おふろもゴシゴシして、ごはんもつくらなあかん。それに、おやすみのひには、リリコのおせわして、かいもんもしなあかん。おとうさん、たいへん!」

 大きい瞳をグルグルさせながら、えらい長いセリフをひと息に言います。

 「じゃあ〜、まりのお仕事はなに?」と、少しドキドキしながら尋ねると、

リリコ「う〜ん…、ぱそこん」

まり「それだけ?」

リリコ「じむしょでおっちゃんとおはなし」

まり「朝ごはんも、作ってるやんなあ」

リリコ「せんきょのくるまで、おはなし」

まり「朝ごはんも、な」

リリコ「…うん」

 ああ、よかった〜!私の“お仕事”も、いちおう理解されてるみたいです。

 …それにしても、「お父さんも大変」なんやね〜。そうでした、そうでした。お父さんもごくろうさまです。

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08年1月28日(月)

原油高騰対策申し入れ――近畿経済産業局や運輸局へ2008

 原油高騰問題です。前回(12/27)に続き、今日は近畿運輸局・整備局、厚生局、経済産業局、農政局への申し入れ(党畿ブロック主催)を、京都をはじめ6府県の38人で行ない、吉井英勝衆院議員も駆けつけました。

 申し入れは、暮らしと営業にかかわる様々な要求から「国際投機マネーの規制」も含め12項目に及びます。…事前に役割分担し、私は以下のテーマで発言しました。

@運輸:トラック業界など、原油高騰を理由にした一方的な下請けへの料金値下げがまかりとおっている。荷主や元請大手への指導・取り締まりの強化を。“泣き寝入り”せざるをえない下請け中小零細企業にも、「相談窓口」などの情報を周知徹底してほしい(例えば、府トラック協会加盟の全事業所など)。→これには、経産局で「すぐ検討します」との回答がありました。

A高速道路の料金割引は、「時間帯割引」だと運転手の長時間労働をさらにひどくすることになる。「総額割引」にするべき。

B公衆浴場への支援策として「入浴券」などの制度を。

 →ABについては「要望を本省などに伝える」(整備局、厚生局)との回答でした。

 他、地方の公共バス路線への支援など、政府「対策」の中身についても質問。政府の「灯油代補助」もそうですが、今後、地方自治体レベルで具体化できそうな“手ごたえ”も見えてきました。

 また、経済産業局でのやりとりでは、下請取引に関わる窓口があるものの、対応する検査官が6人しかいない(対象企業は数十万社なのに)と聞いてびっくり!…暮らしと営業に関わる大切な仕事をしているこうした分野こそ、もっと人を増やさなくては!とあらためて感じました。

 そして、やっぱり原油そのものを下げなくっちゃいけませんね。

 …いつもそうですが、申し入れは勉強になります。さらに勉強してがんばります。

 写真は昼休み。比例候補の瀬戸さん、兵庫1区の味口さん、兵庫国政委員長の堀内さん、私。

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08年1月27日(日)

“ガソリン税国会”と京都高速道路〔その2〕2008

 今日は、右京連絡会山ノ内のみなさんと一緒にハンドマイク&プラスターでの街頭宣伝を。…とにかく寒い!!昨日に続き、久々の京都らしい寒さです。

 さて、「道路中期計画」…自公政府が、道路特定財源をつぎこみ10年かけてやろうとしている長大な計画の中身について…。

 なぜ高速道路が必要なのか?…その「効果」が列挙されているんですが、とんでもない例も。

@効果:鮮度の高い農水産物を運ぶことができる…「土佐清水のゴマサバ、高速道路で鮮度を保ち首都圏市場に」〜四国高速や本四架橋の実現で、東京でもゴマサバが食べられる、売り上げも伸びたといいます。他、北海道の大根の例も。

 →いま、米価も魚価も暴落し、農漁業者からは「もう食べていけない」「後を継がせられない」と悲鳴があがっています。政府の大資本や米国優先、農漁業きりすて政策の結果起こっていること。そこを全然問題にせずに、「高速道路をつくったらよくなる」という一本槍の話。…いったい、こういうのが地域の「基幹ネットワークの整備」や「国際競争力の確保」につながるのでしょうか??

A効果:「救急医療を支える生命線」。京都・大阪間で、第2京阪道路などが整備された結果、患者の救急搬送が30分で可能になり、京都・竹田病院と京奈和病院の医療連携体制が整ったとして、「救急医療は、搬送時間の短縮が救命率向上に大きく貢献」とグラフまで掲載。

 →京都南部や大阪では、救急車で搬送された患者が「医師がいない」といくつもの病院に断られ死亡するような事故が相次ぎ、妊婦さんが亡くなることまで起こりました。確かに医療連携は必要ですが、いのちを救うには搬送時間短縮だけでなく、病院や医師を増やすことこそ必要です。地方交付税もふくめ、そういう医療・福祉予算を削りに削っておいて、「高速道路最優先」では、いのちは救えないと思います。

 もうひとつ、「道路特定財源をやめれば、地方の道路整備ができなくなるんではないか?」という疑問について。

 →実は、道路特定財源というのは、「高規格道路」といって、国は補助の採択基準をひきあげ、巨大な規模の自動車道路などの事業にしかつかえない制限がされているんです。地方道の維持補修には補助もないのが実情です。だから、通学路や生活道路にはとても使いにくいし、こうした住民密着型の道路整備・補修というのは、これまで地方自治体の一般財源でやってきているんです。むしろ、道路特定財源という枠を外して一般財源にしたほうが、都市でも地方でも本当にくらしに必要な道路を優先し、住民意見にもとづいて、つくることができるんです。

 結局、この「道路中期計画」というのは、「道路特定財源という“既得権益”を手放したくない!」というのが本音の計画なんじゃないかと、つくづく感じます。

 さらに、京都高速道路についても、いくつかの論点を…。

 未着工の3路線の総額は2900億円とも、もっと膨れ上がるともいわれています。日本の高速道路建設の相場は「1mあたり1000万円」…とても高いのですが、京都高速はもっと高い。地下や高架が連続し、1mあたり1500〜2000万円ちかくかかりそうだと。しかも、「久世橋線」は接続先も決まってないんです。いったいどこまで伸びる(膨張する)のやら…。

 この前、1月20日、完成した「油小路線」の開通式にきた冬柴国土交通大臣が「道路特定財源の活用なしに、この事業は実現していない」と言ったそうです。大臣は「道路特定財源が大事だ」と言いたかったんでしょうが、裏を返せば、京都高速道路の計画をやめれば、道路特定財源もいらないということです。そうすれば、ガソリン税だって下げられるじゃないですか。(つづく)

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08年1月26日(土)

“ガソリン税国会”と京都高速道路〔その1〕2008

 いよいよ、1週間後に告示の迫った京都市長選挙。今日は中村和雄さんの街頭演説会が、私の地元、右京区山ノ内の京都ファミリー前で行なわれました。…雪の舞うなか、張りのある声、ハツラツの笑顔の中村弁護士。

 さて、“ガソリン税国会”といわれ、暫定税率や道路特定財源の問題が焦点になっています。

 ガソリン税は、本来1gあたり28.7円のところを、「暫定税率」といって上乗せし53.8円取られています。しかもこれら自動車関連の税金は、「特定財源」として道路建設にしか使えないシステムであり、“ムダな道路づくりの自動装置”になっている!!…ここに大きな問題があります。

 ところが政府与党は、「暫定税率」をさらに10年延長し、道路特定財源として10年間で59兆円もつぎ込むという「道路中期計画」(07年11月)を発表しました。

 …実は、昨日からこの「中期計画」の内容を調べているんですが、なんともまあ〜、ものすごい巨大計画です。ごくごく簡単に言うと、もう20年以上前、「バブル」以前に計画された14,000qもの高速道路の残りを全部つくってしまおう、というのが計画の中心。他にも地域で計画される分を入れて、高速道路建設に約31兆円も使うというんです。

 確かに、「防災」や「安全対策」も入っているものの、それぞれわずかな額で、積み上げてもせいぜい4割くらいにしかなりません。暮らしの必要性から出発するんでなく、「とにかく59兆円を使いきりたい!」という意図が“見え見え”なのがこの「中期計画」です。…こんなものは白紙撤回すべきだ!と、あらためてつよく感じました。

 道路特定財源は一般財源化し、道路はもちろん福祉や暮らしにも使えるようにすべきだし、「暫定税率」は当然やめるべきです。そして、温暖化対策という視点から「環境税」導入を国民的に議論すべきと、日本共産党は主張しています。

 これに関わって、京都高速道路の問題が市長選挙の争点に浮上してきました。

 京都高速道路は、「道路中期計画」や近畿整備局の計画に「地域高規格道路」と位置づけられているものです(14,000km+αの地域の高速道路)。その5路線のうち未着工の3路線は、「採算があわない」などの理由で阪神道路公団も民営化の際に撤退したもの。これまでの2路線で京都市民の負担はすでに716億円。それなのに、まだ総額2900億円もつぎこもうというんです。

 この京都高速道路について、市長選挙で対決構図は明らかです。「中止・撤回」とはっきり公約するのは中村和雄さんのみ。一方の、これまで高速道路を推進してきた現市長「後継」である元教育長は、「必要性を含め、あり方を検討する」とは言うものの、「やめる」とはけっして言えない様子。「しがらみ」の深さがにじみ出ています。

 この陣営に、国会では「対決」しているはずの民主党まで「大連立」しているからややこしいようですが、ようは、中村和雄さんが市長になってこそ、「ムダな高速道路はやめ、くらし・福祉・環境優先へ」「ガソリン税下げよ!」の声を、京都から全国に響かせることができる、ということです。

 …“ガソリン税国会”さなかに行なわれる京都市長選挙。「高速道路はいらない」との京都市民の審判は、国民みんなの思いを代弁し、暫定税率の撤廃や一般財源化など、国会審議の動向をも揺り動かす、大きな希望の力になると思うのです。(つづく)

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08年1月25日(金)

「タクシーは燃料高騰直撃、対策を!」――自交総連より2008

(24日原油高騰調査のつづき) タクシーの労働組合、自交総連京都地連の浅井委員長を訪問しました。

 「石油系LPガスを使うタクシー業界は、もろに影響を受けている」と開口一番、浅井さん。

 リース制契約の会社(MK、葵、都、銀嶺など)は、燃料費はもともと運転手持ちで、この間の高騰で8,000〜2万円の負担増になっている。歩合制賃金の会社でも「1乗務200円(月5000円ほど)の負担金を」「賃率を1%変える(→5000円ほどの賃下げ)」と言い出してきていて、労使の攻防になりつつあるそうです。

 「LPガスの場合、ガソリンと比べてかかっている税金分は少ない。だから、なんとか原油そのものを下げてほしい」とのこと。同時に、タクシー労働者の平均年収が270万円、「ワーキングプア」「タクシー残酷物語」といわれるような深刻な現状からすれば、「利用者には申し訳ないが、東京や大阪のように1割程度料金を値上げするしかないのではないか。サーチャージ制(値上がり分を別料金に)の検討も必要」と話されました。

 浅井さんの働く京聯タクシーの場合、労使あげて経営再建の途上であるのに、今回の燃料費高騰で年間2000万円超の新たな負担が予想されるといいます。「タクシー業界は、燃料費高騰が直接、会社と運転手にのしかかってくる。労働者に負担を押しつけないために行政の対策がどうしても必要」と強調されました。

 …タクシー、トラックなど、政府による「規制緩和」の結果、働くみなさんが本当に深刻な実態におかれ、そのうえに燃料費高騰は“直撃”です。政府発表の「対策」には、その直接の支援策がありません。ガソリン税や軽油引取税の暫定税率撤廃などは当然ですが、さらに「値段そのものを下げる」支援、労働者の実態を改善する対策を、なんとしても実現しなければ、とあらためて感じました。

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08年1月24日(木)

「燃料高騰分、休みを削って走ろうとする」「死人が出ないか…」トラック労働者から悲鳴!――原油高騰影響調査2008

 原油高騰の影響調査で、建交労のトラック部会やタクシー労働者の組合である自交総連など、穀田衆院議員秘書の小林さんと一緒に訪問しました。

 建交労関西合同支部では、西山府本部副委員長や足立書記長と懇談。トラック業界全体で倒産がじわじわ増えているといいます。今年の事業者アンケートでは、京都で72社、全国562社から回答があり、「赤字経営」43.4%、「廃業も考えている」4.3%と業界全体の深刻さが見て取れます。さらに、「軽油上昇分の運賃転嫁」が「まったくできない」73.7%、「収益悪化の主な原因」は「燃料費などの運行コスト増加」82.2%と、原油高騰が響いていることはあきらかです。「説明もなしに一方的な運賃カット」がある11.7%、「協力金、賛助金の要求」がされる12.5%など、不公正取引の実態も。

 トラック業界には、「荷主→元請け→下請け→孫請け」のようなしくみがあり、荷主→元請の間の取り締まりはあっても、元請→下請け間の取り締まりはきわめて弱いとのこと。実際、日本通運など大手は、「原油高騰の折…」といっては運賃表に「▲10%」「▲15%」と割引(値下げ)を記して一方的にFAXしてくるそうです。「いまや大手は、自社車は走らせない。連続運転時間や駐停車禁止などの違反が怖いから、どんどん下請けにまわすんだ」と足立さん。

 「下請けや運転手は、燃料費が上がった分だけ手取りが減り、その分、休みを削って走ろうとする。これまで月10回だった運行を12・13回に増やし、コンビニやパーキングで寝て徹夜で走る。また、高速道路で死人が出ないかと心配」といいます。府内でも、「流れの運転手ばかりを集め、タコ部屋のようなところに置いている会社もある。免許証はあってもホームレスのよう。社会保険未加入も多い」という話には、本当にゾッとします。

 原油高騰対策については、「暫定税率撤廃」署名に大きな反響があることや、あわせて、政府のやろうとしている「高速料金割引」は、「深夜割引」など時間帯を区切るとさらなる長時間労働(拘束)につながるので、時間帯を区切らず「総額割引」にすべきという話に、なるほど納得。…ぜひ28日の近畿運輸局申し入れでも伝えることを約束しました。他、Noxpm法や労働者の健康診断などに関わって要望を聞きました。

 …それにしても、トラック業界にこんな深刻な実態が広がっていることに、あらためて驚かされました。「根本は、規制緩和の『物流2法』だ」と西山さん。もともと国の「認可運賃」だったのが自由化され、「ルールなき」ダンピング合戦や労働条件切り下げがいっきにすすんだといいます。

 同時にいま、いろんな分野で、いきすぎた規制緩和に批判がつよまり、「見直し」の動きもすすんでいます。規制緩和をただし、いのちや権利や安全を守る「ルールづくり」をすすめることが絶対に必要だと、あらためてつよく感じました。(つづく)

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08年1月23日(水)

アートdeArtU(4)ガツンとした石彫―佐野賢さんのことe001_artde)アート de Art

 西京区洛西ニュータウンの新林池公園に「認識のキーボード」という彫刻があります(写真左)。鍵盤の上に「時間・空間」「水・空気」「大地・風」のイメージが刻まれたこの作品は、彫刻家・佐野賢さん(京都市立芸大教授)の手によるものです。

 近くのふれあいの里(西京区・写真下)や、京都会館(左京区)、墨染通り(伏見区)、京阪奈プラザ(精華町)、大宮町ふれあい工房(京丹後市)など、各地にある石の佐野作品。なんといっても野外が似合います。

 「作品が季節の風にさらされ、雨が洗い流す。落ち葉が積もり凍てつくことがあっても、自然との対比のなかで物質としての存在が成り立つ」と佐野さん。

 実は、最初は石をやるつもりではなかったとのこと。大学卒業後に彫刻家をめざしたとき、休耕畑を借りて石彫を始めたのがきっかけで、それから約40年。「石にはガツンとした質量感がある。手間はかかるし制約はあるけれど、あいまいさやごまかしは効かない」と石の魅力を語ります。

 石の佐野さん≠ニいえば、アトリエ棟にカチンカチンと響く音。汗を拭き拭き大学で制作する姿。「ああ、今日も佐野さんやってるな」と、私の学生時代にも名物≠ナした。「教員と言ったって、僕らも一人の作家やからね。教えるというより、作品が出てくる過程がある。そこを学生諸君に伝えたい」…その姿は、かつて美術の教育カリキュラムはいかにあるべきかと議論された実践そのものだったのではないかと思います。

 そして、構想設計という新しい美術表現をめざす専攻で、個性的でバラエティに富んだ試み(と云うと聞こえはいいのですが)をしでかす学生(私を含め)に、柔軟にあたたかく向き合ってこられた先生。

 退任後の構想は?とお聞きすると、「煩わされず好きな仕事をやりたい。日本人、人間の本質に触れるような、現代のみならず次代にも通じるようなモノをつくりたいね」との答えが返ってきました。

*佐野賢展―京都市立芸大退任記念 1月30日まで:芸大ギャラリー(西京区大枝 075‐334‐2220)

  ★『京都民報』1/27付「成宮まり子のアートdeArt」

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08年1月20日(日)

2重の「構造改革」ノー、いのち守る政治へ――京丹後市議選4候補と。26歳の若者が入党!2008

 19・20日と、京丹後へ行って来ました。こちらでは解散・総選挙と前後し、4月に市長・市会議員選挙がおこなわれます。昨日は平林ちえみ、森まさる、松田せいけい市議とともに各地域の「新春のつどい」でご挨拶し、今日は田中くにお候補と街頭宣伝へ。

 府北部では、自殺者が昨年度の2倍近くに増え、しかも65歳以上の方が自らの命を絶たれるという、本当に悲しい事例が相次いでいます。背景に、「格差と貧困」を広げ、地方や農業を切り捨ててきた国の「構造改革」路線のまちがいが…。

 さらに京丹後市では、「合併」から4年近くがたち、「合併で良くなる」どころか“公共料金は高いほうへ、住民サービスは低いほうへ”という「行政改革」や、市が人材派遣会社をつくって派遣・不安定雇用を増やすことまでやられてきました。

 …国と市と、2重の「構造改革」に苦しむ市民。党丹後地区がとりくんでいる「市民アンケート」には悲痛な声が寄せられています。願いをあつめ、昨年参院選での「構造改革ノー」の審判に続いて、京丹後市政と解散・総選挙で、いのちを守り、くらし・福祉応援の政治へきりかえましょう!と寒風のなか力いっぱい訴え。

 その後、26歳の若者が入党してくれることになりました。…スーパーのバイトは時給710円。これでは自立も結婚もできない、とのこと。けれど、国民・若者の声が政治動かす時代。今年の2つの選挙で政治をもっと前へすすめよう、と話すと、「何ができるかわからないけど」と決意。…いっしょにがんばりましょう。

 今回は初めて、夫と娘が同行でした。帰りに、高嶋海岸で貝を拾ったり、おおみや小町温泉に寄ったり。

 しばし温泉でのんびりしていたところ、「あの〜、成宮まり子さん?」と声をかけられてビックリ!!…舞鶴の方でした。お化粧してなくてもわかるんだなぁ〜。

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08年1月16日(水)

やっぱり「初めにダム建設ありき」じゃないの!?…淀川水系ダム、国交省近畿整備局交渉で2008

 今日は、淀川水系ダム問題で、国土交通省近畿整備局に申し入れへ。党近畿ブロックの主催で、京都からは、私と浜田よしゆき6区代表、府議団の前窪さん、梅木さん、宇治市議団の向野さん、中路さんが参加。宮本たけし比例候補や、大阪や滋賀の議員団も同席しました。

 近畿整備局は、07年8月に発表した「淀川水系河川整備計画原案」で、大戸川ダム(滋賀県)などを「当面実施しない」としていた方針を変えて、ダム建設を打ち出しています。これに対して、「ダムを必要とするデータが示されていない」「流域委員会の存在軽視だ」「景観を大きく破壊する」と厳しい批判が相次ぎ、また、自治体(京都、大阪、滋賀)の負担額が大きく膨らむことに自治体担当者からも不満や心配の声があがっています。

 今回の申し入れでは、方針転換=ダム建設の“根拠”とされている基本高水流量(洪水のときの河川流量の最大値。流域の降雨量から設定される)が、17,000㎥/sから17,500㎥/sへと過大に変更されたことについて繰り返し説明を求めました。

 とくに京都・天ヶ瀬ダム再開発にかかわっては、1,500㎥/sの放流能力が必要とされ、その根拠として琵琶湖・瀬田川洗い堰の全閉操作解除によって500㎥/sが積み増されていますが、実際の流量増加は100〜200㎥/sにすぎません。

 その点をこちらが訊くと、当局は「その他、流域から200〜300㎥/s」と非常にあいまいな言い回し。…結局、「17,000」に「200〜300を切り上げて+500」としたことがわかりました。

 そもそも「17,000」にもおおいに疑問がありますが、こんな粗いやり方で基本高水流量を設定している一方で、「天ヶ瀬ダム、トンネル式放流設備は+600㎥/s必要(300〜400ではなく)」「+200㎥/sのために鉄橋架け替え」など、「対策」は細かい数字合わせ。その「対策」ごとに自治体と国民の負担が増えることになります。

 …やっぱり“初めににダムありき”じゃないか!! との感想をつよくしたのは、私だけではないでしょう。

 この問題、地元宇治では2月に、党議員団主催のシンポジウムも計画されています。引き続き、追及していきたいと思います!

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08年1月15日(火)

中丹新春のつどい「世界の流れと日本改革」/南山城村でもご挨拶2008

 今日は、党中丹後援会主催の新春のつどいへ。「世界の流れと日本改革を考える」として、1時間ほどお話しました。

 本日閉会した臨時国会は、「臨時」というものの4ヶ月にも及び、最後のヤマ場に起こったのは、与党の「新テロ法」再議決の暴挙と、民主・小沢代表「退席」。そして今日、民主「対案」は与党の手により「継続審議」へ。…まったく驚くことばかりです。

 民主「対案」を、与党はなぜ「廃案」にしなかったのか?…与党案よりも踏み込んだ危険な“火だね”=「自衛隊派兵恒久法づくり」というアイデアを拾ったんです。そういえば、先日の党首討論でも福田首相が「(民主案は)大変意欲的」とほめてました。…「自民vs民主」とされた「ねじれ国会」。けれど、その内実は、「国民の声vs『2大政党』」だったのではないでしょうか。

 アメリカとの“信頼関係”からしか世界を見ていない「2大政党」が国会で大勢を占める日本。けれど、世界の姿はちがうんです〜という話を、アメリカ戦略の変化や原油高騰・投機マネー問題、地球温暖化、ラテンアメリカでの新しい「われわれの社会主義」への動きもにふれながらお話しました。

 そして最後に、日本共産党の改革提案――@「日米同盟絶対」をぬけ出し平和憲法を生かす、A「ルールある経済社会を」「社会保障を予算の主役に」というのは、21世紀の世界の流れにそったもの。…未来ある流れを日本でも大きくするために、解散総選挙で必ず勝利しましょうと呼びかけました。

 会場には新春らしい巨大な生花。吉田さゆみ5区候補のごあいさつ、中村和雄京都市長候補のメッセージも寄せられ、80人を超えるご参加をいただきました。ありがとうございます。

 ちなみに昨日は、府内最南端の南山城村新春のつどいへ。村の党後援会のみなさん、橋本前村長や青山、柴垣の両村議、そして浜田6区候補と楽しいひとときを過ごしました。

 …南へ北へ。今週末には再び、北(京丹後)へ。運転免許は若葉マークですが(今日は夫・子ども付きで行きました)、大いに役立ってます。

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08年1月10日(木)

浜田よしゆき候補と6区キャラバン。八幡市ではひなご大介さんと2008

 今日は、国政キャラバン宣伝で、浜田よしゆき6区代表とともに京都南部へ。

 祝園駅(精華町)からスタートして、新田辺駅(京田辺市)へ。…駅前広場の“一休さん”は京都芸大時代の恩師、佐野賢先生の作。お正月らしい門松飾りがされていました。

 続いて、八幡市内へ。京阪八幡市駅前では、八幡市長選に「民主市政の会」から立候補予定のひなご大介さんとドッキング。ひなごさんが言っておられましたが、「会」がとりくんでいる市民アンケートの返信が500通を超え、「いまの市政に満足」はなんと1.4%しかないそうです。

 ギャンブル施設ボートピアの開設、市内中心部のスーパー・サティ閉店で“買い物難民”が生まれ、物価高騰、格差と貧困も深刻。…いまこそ、暮らし応援の政治への転換が、市政でも国政でも求められていますね。投票日は京都市長選挙と同じです。がんばりましょう!!

 その後、宇治、城陽へ。ちょうど、「新テロ法案」について参院外交防衛委員会で井上さとし参院議員が反対討論に立つ時間です。…宣伝終了後、「否決」のニュースを聞きました。与党は衆院で3分の2議席での再議決・成立をねらっていますが、国民世論は支持していません。…“民意よりアメリカとの約束が大事”とはとんでもありません。与党は再議決をすべきではありません!

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08年1月 8日(火)

5区キャラバン。吉田さゆみさんと福知山へ2008

 総選挙に向けた国政キャラバンで、今日は衆院5区代表の吉田さゆみさんとともに福知山へ。党市会議員団と一緒に、街頭からご挨拶しました。

 本日、議員団は原油高騰対策で市に緊急の申し入れ。…いまのところは「暖冬」ですが、灯油やガソリンの高騰など暮らしと営業、農業も大変! 国の対策とともに自治体の支援策が求められます。

 さて、宣伝カーで市内をスタートし、合併になった大江町→夜久野町(写真上:下夜久野駅前)→三和町へとほぼ端から端まで。

 …あらためて、福知山市はなんて広大になったんだ!と驚きです。大江町や三和町支所は立派な建物なのに、合併後は職員さんが減った様子、なんだかガランとしています。

 それはそうと、この地域はさすが鬼の里(大江町)というだけあって、“鬼瓦”が立派なんです(前にも書きましたが)。

 ふつうの民家の屋根に鯱(しゃちほこ)が鎮座し、しかも大屋根だけでなく玄関や軒先や門塀にも。さらにシャチだけでなく、ハト、布袋さん、波、などさまざまな変わり瓦があって、宣伝カーを走らせながらすごく楽しくなりました。

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08年1月 6日(日)

解散総選挙にむけ、国政キャラバンスタート!3区・4区で2008

 今年は解散総選挙の年。国政キャラバン宣伝が昨日からスタートし、今日は穀田恵二国対委員長も入って、衆院3・4区で訴えました。

 私も、長岡京イズミヤ前で石村かず子3区候補と、西京区阪急桂駅で吉田幸一4区候補らとともに訴え。…実は、元日宣伝の後、風邪をこじらせ、街頭に出るのは5日ぶりです。なかなかうまくしゃべれへんなぁ〜と思いつつも、いいお天気で、立ち止まったり座って聴いていただく方も。たくさんの激励をいただきました。

 今年は越年国会。国会審議は7日に再開され、新テロ法や薬害C型肝炎問題など、大きな動きが予想されます。

 そうしたなか、国政キャラバンは、8日は福知山を吉田さゆみ5区候補と、10日は山城・洛南地域を浜田よしゆき6区候補とまわります。…もし出会えたら、ぜひお耳を傾けてください。

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08年1月 1日(火)

2008年元旦。恒例、祇園・八坂神社石段下のご挨拶からスタート2008

 2008年元旦。新しい年を迎えました。

 毎年恒例の、祇園・八坂神社石段下でのご挨拶からスタートです。

 『朝まで生テレビ』出演から駆けつけた穀田国対委員長(衆院比例・1区候補)に、「今朝、出とったやないか」と次々と声がかかります。さすが。

 昨年は、お世話になった参院選の結果、新しい政治プロセスが始まりました。…国民の声が政治を動かす新しい流れをもっとつよく大きく! そのために、解散総選挙で日本共産党の躍進を、京都市長選挙「刷新の会」中村和雄さん勝利をと、原さん(2区候補)、吉田さん(4区候補)、府・市会議員団、渡辺党府委員長、党東山区後援会のみなさんと一緒に訴えました。

 …今年が、みなさんの暮らしと平和にとって、よりよい年になりますように。成宮まり子も全力でがんばります。

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