トップ > 成まりブログ >

08年6月29日(日)

憲法9条京都の会が発足2008

 大雨のなかでしたが、1050人が集い、熱い思いを交歓しました。…「憲法9条京都の会」の発足のつどい。

 代表世話人の哲学者・鶴見俊輔さんが記念講演。その後、作家の瀬戸内寂聴さん、立命平和ミュージアム館長の安斎育郎さんとの3氏による鼎談が行なわれ、おおいに笑い、おおいに元気をもらいました。

 9条京都の会の代表世話人には、3氏とともに、臨済宗相国寺派管長の有馬頼底さん、哲学者の梅原猛さん、狂言役者の茂山千之丞さんが選ばれ、まさに京都を代表する顔ぶれ。

 …京都府内の「9条の会」はいま340へ広がっているそうです。草の根でのとりくみをさらに広げていきたいと思います。

 写真右は、会場でブースを出していた「ママ友9条の会」。子育てをしながら、できることから、平和や子どもたちの未来を考えているそうです。豆絵本の中身、紹介しますね。

気づいて下さい/どんな争い事も/話し合いで/仲なおりできる/…ということを 信じた人が作りました。

憲法第9条。/みんなの心の支えになると 気づいて下さい。

想像できますか?/あなたの大事な人が/人を傷つけるところ/人に傷つけられるところ/そんなのいやだ!/…心からそう思った 人が作りました。

憲法第9条。/大事な人を守ります。

ページの先頭へ

08年6月28日(土)

語るつどい――法律事務所、中京朱二学区2008

 …「語るつどい」が続きます。

 昨日は、ある法律事務所の党支部主催「若者の貧困と雇用をどうするか」のテーマで。

 最低賃金の見直しや労働者派遣法改正など、「働くルールづくり」への方向を意見交換。…「最低賃金生活って、どんなんですか?」「恵まれた働き方をしている自分たちには、どんなことができるんだろう?」と、お弁当を食べながら…。

 今日は、雨のなかでしたが、中京朱二学区支部の「つどい」へ。閉会した国会のなかで共産党がどんなふうに政治を動かしてきたのか、後期高齢者医療制度の廃止法案から、働き方。原油高騰や食糧不足、投機マネーの暴走など“資本主義の限界”まで…。

 印刷屋のおかみさんが「大手はどんどん肥え膨らんで、小さいところはますます苦しくなる。若者の格差も。やっぱり資本主義を根本から考えなくっちゃいけないところに来てるのよ〜。共産党は、もっとがんばってよ〜」とすごい剣幕で力説!!

 …まちのおかみさんも“資本主義”を根本から論じる時代の到来ですね〜。こういうのが面白いところです。「語るつどい」、まだまだ続きます。

ページの先頭へ

08年6月26日(木)

温暖化問題で、南禅寺や平安神宮などを訪問/国政報告&原油高騰問題懇談会2008

 近づく「7・5地球温暖化防止大講演会」の案内に、南禅寺や平安神宮、永観堂、下鴨神社など左京区の15軒の社寺を、光永府議や党市民運動部の榊原さんと訪問しました。

 「生き物の多様性を大切にと、私たちもがんばってますよ」「鎮守の森の保存を全国的にやっています」など、あちこちで独自のとりくみも教えていただいて、こうした宗教者や市民レベルの努力を交歓しあうような企画も、ぜひすすめていきたいと感じました。

 …それにしても、です。洞爺湖サミットに向けたG8外相会合が開かれている京都市内は、ものものしい警備隊やパトカーで騒然たる雰囲気。京都御苑には「一般見学者の立ち入り禁止」と看板が立ち、ヘルメットに長〜い警棒(?)を持ったり、装備を固めた警備隊が数百人。ふだんは観光客や親子連れがゆったりと散歩する“市民の憩いの場”が、京都迎賓館ができて以来、外国の要人が来るたびに「厳戒態勢」で一変してしまいます。「いくらなんでもあんまりだ〜」と感じているのは私だけではないでしょう。…九州や和歌山からも来ているという警備隊のみなさんも、暑くて大変そうです。

 夜は、「緊急国会報告&原油高騰問題懇談会」(党府議団/京都市議団/国政委員会 主催)を開き、急な呼びかけにも関わらず60人を超える参加がありました。

 穀田恵二国会対策委員長が169国会の報告を行ない、井坂京都市議と原田府議から原油高騰対策のとりくみを報告し、会場からご意見を聞きました。

 「材料の石油製品や建設資材の値上げで、中小業者や建設業者が大変。資金繰りの悪化も深刻」(京商連)、「100円、200円と給食費を値上げする自治体が相次いでいる」(京教組)、などの実情とともに、「そもそもなぜ原油が上がっているの?」という質問も…。

 私から、以前の石油ショックと違って国際的な投機マネーによる価格の吊り上げが根本にあることや、党国会議員団が昨年12月以来一貫して暮らしや営業支援の「緊急対策」とともに、「投機マネーの規制にあらゆる手をつくせ」と要求してきたこと。政府も、本日昼に行なわれた「原油等高騰に関する緊急対策関係閣僚会議」では、「投機資金」に触れざるをえなくなっていることを紹介しました。

 穀田さんから、「原油高騰問題での日本共産党国会議員団の申し入れ」(07年12月4日)の観点――投機マネー規制の国際的協調を実現するために、あらゆる方策を/大手商社・荷主・元請け親企業などに対しての強力な指導/緊急の減税措置など――がいまも重要であり、暮らしと営業を守るたたかいであらたな共同を広げよう、と呼びかけがありました。

 …閉会あいさつでも言ったのですが、この課題でも“たたかいが政治を動かす”ということを、私自身ほんとうに実感しています。党京都府委員会の原油高騰対策本部として、この半年で4回の省庁要請を行ない、現場の声を届けるなかで「福祉灯油」「ガソリン代補助」などきりひらいてきました。今日の懇談会をうけて、さらに実態調査や対策の前進へ、がんばります!

ページの先頭へ

08年6月25日(水)

地球温暖化の抑止に、日本はどのようにして国政的責任を果たすべきか」日本共産党の提案2008

 本日11時半から、志位和夫委員長が記者会見を行ない、日本共産党としての地球温暖化対策の提案を発表しました。

 ぜひご覧下さい→「地球温暖化の抑止に、日本はどのようにして国政的責任を果たすべきか」

ページの先頭へ

08年6月24日(火)

最低賃金「時給1000円以上」ただちに!!2008

 最低賃金の大幅引き上げ!…今度こそ、実現するかも知れません。

 政府と労使代表による「成長力底上げ戦略推進円卓会議」が20日、最低賃金を5年間で「小規模事業所の高卒初任給の最も低い水準」まで引き上げる、と合意したとのこと。具体的数値は出ませんでしたが、高卒初任給の最低水準は、時給755円(07年)といいます。いまの最低賃金の全国平均は時給687円(京都は700円)なので、68円アップです。

 「最低賃金はせめて時給1000円以上に!」…私自身も昨年の参院選でずっと訴えてきたテーマです。

 労働界でも全労連、連合などすべての労働団体が一致して要求し、“ワーキングプア(働く貧困層)”が社会問題になるなかで、昨年は最賃が14円アップになりました。毎年「4円」など微増だったのが「2ケタ」増となったのは世論と運動の成果です。続いて11月には最賃法が改定され、「時給1000円」は明確になりませんでしたが、「労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、生活保護に係る施策との整合性に配慮するものとする」とされました。法施行は今年7月。…この流れをすすめ、いまこそ抜本的な引き上げが必要です!

 「円卓会議」では、財界側が低い引き上げ幅におさえようとして「小規模事業所」の定義をめぐって意見が分かれたと伝えられています。…正社員を大規模リストラして「派遣」など低賃金の労働者におきかえ、その結果、「バブル」時の2倍以上の利益をあげている財界・大企業に、これ以上の身勝手を許すわけにはいきません。

 しかも、労働総研の試算によれば、「最賃を時給1000円へ引き上げれば、賃金上昇による消費需要の2倍=2.6兆円もの波及効果が生まれる」といいます。地域経済、国民経済のまともな発展のためにも、まともな最低賃金こそ必要なんです。

 京都総評の試算では、京都での労働者の生計費は、若年単身世帯で税込み19.8万円/月、夫婦子ども2人世帯で48.2万円/月、時給で1,123円以上が必要との明らかにされています。昨年、「げんなり!最賃生活」にチャレンジした京都総評青年部のみなさんが「時給700円(京都の現行)はもちろん、時給1000円でもギリギリですよ〜。給料日くらい、外食したり飲みに行ったりしたいんだ」と、実感を込めて話してくれたのが印象的でした。

 「円卓会議」を受け、中央最低賃金審議会が6月末にも「目安」をまとめ、各地方の審議会が金額を決めることになるそうです。

 日本共産党は、「全国一律最賃制の確立/当面時給1000円以上へ抜本的引き上げ/中小企業対策の強化」を主張してきましたが、…いまこそ最賃大幅アップへがんばりどきです!労働者派遣法の抜本改正とあわせ、声をあげていきましょう!

ページの先頭へ

08年6月22日(日)

労組の力、日本共産党の論戦の力―「労働者派遣法の抜本改正をもとめる 学ぶ・つながる・変える雇用大集会」2008

 “たたかう労働組合の力”“日本共産党の論戦の力”…あらためて実感しました。

 昨日の「労働者派遣法の抜本改正をもとめる 学ぶ・つながる・変える雇用大集会」(主催:日本共産党/民青同盟)には、「タテ看板を見て来た」「HPで知った」という若者など180人が参加。

 “たたかいの交流”では、スーパーフレスコで労組を結成した大久保純平さんが発言。

 「入社してすぐわかる労働者の権利がない職場でした。タイムカードなしでサービス残業。休日出勤でも手当もなし。入社1年すると、今度は自分が無法に手を貸すことになるのが嫌で、インターネットで探して『ユニオン南の風』を見つけました。すぐに相談にのってもらって、半年かけて勉強や準備をかさね、4月に労働組合を立ち上げるいことになりました。団体交渉して、7月からタイムカードがつくことになり、長時間労働も改善されてきています。…僕は、あたりまえのことが通る職場にしたかったんです。いいお店、いい職場をつくりたい。ほんとに、労働組合の力はすごいです。ご支援よろしくお願いします」

 …“独りで悩まなくていい、仲間とつながり、声を上げれば変えられるんだ”と、みんながものすごく励まされた発言でした。

 講演した山下芳生参院議員は、「(正社員になれないのは)あなたたちのせいじゃない」と、日本共産党が国会で「偽装請負」や派遣問題を繰り返し追及した結果、舛添厚労大臣も「日雇い派遣の禁止、政府として次期国会に見直し法案を提出」と言わざるを得ない状況に追い込んだことや、党の「派遣法改正提案」を詳しく紹介。「いまこそたたかいを広げ、法改正をかちとろう」と呼びかけました。

 党の府議団と京都市議団からも、たたかいや論戦が変化をつくっていることが報告され、民青同盟からは各地でとりくんでいる生々しい雇用アンケートの中間集計の報告が。フロアーからも「派遣からクビになり、ホームレスになったという生活相談が相次いでいる」「公務職場での非正規問題をどう考えるか」などの発言があり、雇用・貧困をめぐって、いろんな角度から深められました。

 …まさに、たたかいが潮目を変え、運動が現在進行形で前進中です!〜がんばりましょう!

ページの先頭へ

08年6月21日(土)

「政府は中期目標を明確に。大口排出企業との削減協定を」井上参院議員―気候ネットワークシンポジウムで2008

 気候ネットワークによる温暖化防止のためのシンポジウムが池坊学園(下京区)で開かれました。

 基調報告の後、気候ネットの浅岡美恵代表をコーディネーターに、京都選出の各党国会議員や京都府、京都市の温暖化対策担当者によるパネルディスカッションが行なわれ、日本共産党からは井上哲士参院議員が出席しました。

 井上さんは、IPCCの警告も示して「“科学者は仕事をした、次は政治の番だ”というのがいまの到達点。政府の危機感、緊迫感をもった対応が必要」と、中期目標や具体策を明確にしない福田政権を批判。

 政府の地球温暖化対策法改定案に対する日本共産党の修正案(6/5参院環境委員会 市田忠義書記局長)に沿って、@「気温上昇を2℃以内に抑えるため」という目標を明記し、温室効果ガスを「2020年までに30%、2050年までに80%」削減という中長期目標を掲げる、A気候ネットワークの調べでも超大口排出事業所の削減が焦点であり、政府と事業所・業界との間に公的な削減協定を結ぶ。その補完的に排出量取引制度や環境税のしくみをつくる、B自然エネルギーへの転換、経済・ライフスタイルの見直し(例えば、24時間営業や自動販売機)などを提起。

 …欧州調査団の調査報告にもとづいた日本共産党の「提言」は、「いま準備中」とのこと。けれども、この修正案(要綱)がその骨子ともいうべきものであり、浅岡さんからもそういうコメントがあって、はっとさせられました。

 また、井上さんは「京都でとりくむべきこと」として、京都市内高速道路建設や京都府の舞鶴火力発電所2号機など「CO2を増やす」計画を中止すべきと、ズバリ指摘。

 …う〜ん、わかりやすい!!さすが〜井上さん。

 一方、自民党の中川泰宏衆院議員は、自分はメタンガス活用などをやってきたと強調しながら、政府が批判されると「今日は個人で来たので議論はしたくない。厳しい話ばかりでなく、みんなができることをやったらいいんだ」と、それこそ“危機感・切迫感”に欠けた発言。

 井上さんが「国民ができることから始めるのは大事だが、同時に、政府は『できることをやればいい』ではすまない。削減目標をやりきるために、やるべきことはすべてやりつくすという姿勢が求められる」と、ばっちり反論すると、会場からは共感の拍手が寄せられました。

 他、民主党の福山参院議員から、民主党の温暖化対策基本法案が詳しく紹介されました。

 …う〜ん、勉強になるシンポジウムでした!「7・5地球温暖化防止大講演会」に向けて、さらにがんばるぞ!

 さて、夜は、山下芳生参院議員を迎えての「労働者派遣法の抜本改正を求める雇用大集会」(主催:日本共産党/民青同盟京都府委員会)へ。(つづく)

ページの先頭へ

08年6月20日(金)

「7・5地球温暖化防止大講演会」へ、環境市民団体を訪問2008

 今日は、7月5日に開催される「地球温暖化防止大講演会」(実行委員会主催)に向けて、環境市民団体を訪問。

 気候ネットワークでは、明日のシンポジウムの資料にチラシを入れていただけるとのこと。ありがとうございます!京都府地球温暖化防止活動推進センターでは、ねばりづよく市民や経営者への啓発活動などにとりくんでおられることをお聞きしました。

 地球温暖化問題とともに、食糧不足や原油高騰など世界的な問題への危機感・関心も高まらざるをえない今日この頃。…「こうした危機に対して資本主義の限界説が出ている。…少し大げさに言えば、洞爺湖サミットは資本主義が限界を乗り越える一歩を踏み出せるのか、それとも処方箋を見いだせないまま混乱が深まるのか――の分岐点になるという見方もできる」と書いたのは、6/3付『朝日』のコラム。志位和夫日本共産党委員長の言葉も引用されていました。

―「資本主義=利潤第一主義」はこのままでいいのか?

―資本主義の限界まで(枠内でも)、環境や人権を守るために「ルールある経済社会」へ挑戦する欧州。

―温暖化対策で、日本の政治には、市民には、何が求められているのか?

 …などなど、みなさんと一緒に考えたいと思います。ぜひご参加を!

◇           ◇           ◇

地球温暖化防止大講演会

とき・ところ:7月5日(土) 午後1時半〜 京都会館会議場(開場1時)

報告者:@浅岡美恵 弁護士・気候ネットワーク代表

    A笠井亮 衆院議員・日本共産党欧州調査団長

主催:地球温暖化防止大講演会 実行委員会(連絡先:075-256-0831 榊原)

 

 

*ちなみに、明日6/21(土)は、気候ネットワークによるシンポジウム「気候保護法案と政治と市民・地域の役割」(午後1時半〜池坊学園 洗心館6階)があり、日本共産党から井上哲士参院議員がパネリストとして出席します。

ページの先頭へ

08年6月19日(木)

乙訓子育てトーク/六区キャラバン宣伝2008

 長岡京市で開かれた「乙訓子育てトーク」に、3区候補の石村かず子さんと一緒に参加させていただきました。

 お昼をはさんで、差し入れの産直おにぎり(かわいい!)や産直野菜をつかったおかずを味わいながら、小さな子どもをもつママたちの話を聞きました。

 「パパは子どもと遊べない。働き方はこれでいいの?」「自分自身が、働きすぎで辛い病気になった」「派遣会社の正社員として“人を調達する”仕事をしていた。結婚して、とても続けられなかった」…と、働き方の問題に次々意見が出されました。

 他にも、子育てや食の安全、環境…。いろんな思いを、しっかりと政治につなげていかなければ、とあらためて感じました。

 写真は、石村さんによる紙芝居『おばけママ』…2歳にならない子どもたちも、すう〜っと惹きこまれるから、不思議です。

 午後はJRで移動して、城陽へ。

 六区キャラバン宣伝で、浜田よしゆき六区候補や城陽と京田辺の党市議団とともに訴えました。

 「団地で初めて顔を見た人が、『共産党さん、大ファンよ。年寄りを助けてね』って。びっくりした〜」

 「国の役所出身のあの人が、あんなに手を振って激励してくれはるなんて、これまでないことや〜」

 …あちこちでの激励。地元をよく知る市議さんたちがうなるほど、“変化”を感じる宣伝になりました。がんばらなくっちゃ〜!

ページの先頭へ

08年6月17日(火)

原油・原材料高騰緊急調査―党府議団と亀岡、京丹波、綾部・上林へ2008

 ガソリンは1g170円を突破し180円代に迫る勢い。天井知らずに上がり続ける原油。あらゆる物価が高騰し、くらしにも営業にも暗雲が…。

 今日は急遽、原油・原材料高騰の影響調査で、党府会議員団に同行して山内佳子府議や原田完府議らとともに、亀岡、京丹波、綾部などの酪農家や養鶏業者を訪ねました。

 「政府の緊急対策は実態に合っていない!この数日でも3軒の酪農家がやめた。受精卵は2倍に値上がりし、仔牛の出荷値は下がる。うちも農地の借金があり、共済保険の支払いも迫り、この急場をのりきれるかどうか…」(京丹波町下山の酪農家)

 「エサ代値上げのファックスが毎月毎月送られてきて、どこまで上がるのか、この先どうなるのか?…もうめちゃくちゃです!飼料安定基金からの補助はあるが、活用も限られ基金自身が破たん寸前。父が耕作放棄になった田んぼを引き受けて自給飼料をつくっているが、鹿害もひどい」(綾部市上林の酪農家)

 「養鶏は鳥インフルエンザで大被害をこうむった。しかもエサ代が経費の6割を占め、それがいま上がり続けて、他で工夫をしても経営はどうにもならない。“玉子は物価の優等生”と言われても、このままでは倒産してしまう」(京都府養鶏協会会長、京都食品・亀岡養鶏センターの中澤廣司社長)

 …次々と出される実情は予想を超える深刻さ!緊急に、行政による実態調査や融資制度の拡充、エサ代高騰に対する支援などが必要です。

 同時に、根本原因として、原油や穀物などの価格を押し上げている「投機マネー」の規制が必要であること、そもそも日本の酪農・畜産、養鶏(豚)などが“輸入飼料頼み”になっていて自立の基盤がとても弱いゆがんだ実態にあることを、あらためて痛感しました。

 「やっぱり、飼料米など国内で自給飼料をつくるべき」「飼料用でも生産農家に価格や所得を保障するしくみがいる」との声もあちこちで聞かれました。

 原油高騰の緊急対策、抜本対策、そして日本農業再生のための対策、これらがどうしても必要です(写真下は、自給飼料の牧草を刈る上林の酪農家)。

ページの先頭へ

08年6月15日(日)

“憲法のリンゴ”染色家・高谷光雄展/おさん(産)しんぽ2008

 午前中、市立芸大の先輩でいつもお世話になっている、染色家・高谷光雄さんの個展を訪ねました。

 赤や青の“リンゴ”が浮かぶ大きな作品に、「カンスタチューション(交響曲)」の第1楽章から第5楽章まで、それぞれ「不安」や「希望」などのタイトルがついています。

  「リンゴは、何ですか?」と高谷先生にお聞きすると、「憲法の条文をイメージしている」とのこと。

 …食い尽くされそうなリンゴ、溶けそうなリンゴ、そしてたっぷりと豊かな(おいしそうな)リンゴ…。シュールで鮮烈!さすが、見ごたえがあります。同時に開催されている染・清流館には、第1楽章「誕生」も展示されているそうです。

*ギャラリー中井での個展は今日まで。染・清流館(中京区室町通錦小路上ル)の4人展は7/20まで。

 午後は、日本共産党京都府委員会主催の「おさん(産)しんぽ」に石村かず子3区候補とともに出席しました。

 開業助産師の高橋律子さんや、民医連中央病院産婦人科の藁谷深洋子医師から、お産をめぐる事情や歴史、産婦人科医療の現状などの話があり、“ママ代表”の増田友子さんの体験談も。石村さんが「安心してお産できる医療体制の充実のために」と党の提案を紹介。

 フロア発言では、新婦人、議員、助産師、お母さんなど、さまざまな立場からの意見が交わされました。

 「共産党に惹かれたわけじゃなく、お産ののすばらしさを話したい、とやってきました」「宗(党)派を超えて、お産やいのちの大切さに、もっととりくんでほしい」…etc.

 この企画、「お産が危ない!」からスタートして、病院、助産院訪問やアンケートにとりくむなかで、「お産ってホントはすばらしいもの」「産み方や生き方」と私たちも認識を深め、「やっぱり安心して産み育てられる世の中にしたいね」との思いを共有できれば…、と今日の日を迎えました。

 …初の試みでしたが、やっぱり、やってみてよかったかな〜と思います。“産みたくなった”の感想もたくさん!?

 ぜひ、お産や小児救急医療が深刻な事態になっている北部や南部などでも、どんどんとりくんでいきたいなぁ、と思います。

ページの先頭へ

08年6月14日(土)

語る集い―職場で、地域で2008

 朝、宮城県・岩手県で大地震とのニュースが。…被害が大きそうで心配です。

 さて今日も、「語る会」が続きます。午後、S職場後援会で「働くルール」と「資本主義は限界?」などのテーマでお話し、夜は右京区高雄支部主催の「語る会」で国会情勢などを中心に…。

―終盤国会。後期高齢者医療制度廃止法案の衆院審議入りを、民主党などが「ボイコット」。最大の被害者は国民!ぜひ審議を!「財源はある」との切り込んだ提案は共産党ならでは。…社会保障財源は、消費税増税でなく、大企業・大資産家優遇税制にメスを。実は京都にも「ビリオネア」=10億ドル長者はいた!推定減税額は70億円!?

―雇用・派遣労働問題で“潮目の変化”をつくった労働者のたたかいと共産党の論戦。「企業献金もらってる政党にはできない仕事ですね〜」とメールが。…ヨーロッパの主要資本主義国や国際条約での到達点をふまえた「ルールある経済社会」へ、これが党綱領の立場です。

―『蟹工船』が若者に大ブレイク/ビートたけしも「『共産党ってトレンディー』の時代がやってくるぜっての」(週刊ポスト)/「ネットでモテモテ志位委員長 ウルトラCなるか」(毎日)/「佐藤優の『マルクスのすすめ』」(アエラ)etc.

 …話のネタは尽きず、ついついしゃべりすぎてしまいがちです。が、キャッチボールできるのが「語る会」のいいところ。「原油高騰・投機マネーの規制は?」との話題から、職場や組合の現状や打開方向、地域の中学校の現状と運動の相談など、グローバルにもローカルにも、話しあいができました。

 …「語る会」、どこへでもおじゃまします!呼んでくださいね〜。

Ps.写真は休みの日に見つけた石の動物の公園(瑠璃渓・園部町)。な〜んとも不思議な光景です。なんだろう〜??

ページの先頭へ

08年6月13日(金)

どやねん!?―後期高齢者医療制度廃止法案と、民主などの“審議拒否”2008

 後期高齢者医療制度、今日は2度目の保険料天引きの日。世論で廃止に追い込もう!と、日本共産党府会議員団や吉田幸一4区候補とともに四条河原町で訴えました。観光客、お年寄り、団塊の世代、そして若者も、たくさんの署名や激励に、この世論が福田内閣を包囲しているんだと実感です。

 …それにしても異常事態です。国会は。

 廃止法案、衆院で昨日審議入りのはずが、できないという事態。参院で首相問責決議が可決されたのを受けて、民主、社民、国民新党が本会議をボイコットしたからです。

 日本共産党は審議入りのために与党や民主党などにくりかえし働きかけました。穀田国対委員長が自民党国対委員長と会って「廃止法案の趣旨説明・質疑はぜひやるべきだ。野党の出席が共産党だけでも、ぜひ『答弁』の機会を与えてほしい」と、徹夜で準備した“答弁書”もしめして要求したとのこと。

 自民党は「共産党が野党の代表として趣旨説明・答弁に立つことに、他の野党が同意するならいいじゃないか」。そこで、民主、社民、国民新党に「同意」を求めましたが、「同意はできない」。…そして結局、廃止法案は審議入りできず。

 …みなさん、この経過、どう思われるでしょうか???

 率直に言って、民主党などの態度はとっても無責任だと思います。だって、廃止法案を提案したのは自分たちなのに、その審議をしよう、という時に「ボイコット」。誰が見てもおかしい!なにより、世論調査でも圧倒的な国民が「後期高齢者医療制度を廃止せよ」と怒っています。それなのに「審議拒否」では国民への裏切りにしかなりません。

 1週間の延長が決まった国会。日本共産党は、民主などに対して「後期高齢者医療制度廃止のために、提案者として責任を果たし議論すべき」と強く求めていきます。もし「ボイコット戦術」を続けるのなら、すくなくとも私たちに趣旨説明・答弁の権限を委ねるべきです。

 …そもそも、今回の“異常事態”。福田首相への問責決議案提出(11日)が直接の引き金となりました。

 日本共産党は問責決議案には賛成し、「可決された問責決議を首相は重く受けとめよ」と求めています。同時に私たちは、いまこのタイミングでの提出というのは適切ではないと、野党の共同提案には加わりませんでした。

 「(小沢代表は)結局、衆院解散に追い込む効力はないことを承知の上で、対決路線を強調し、国会閉会後も、党内を引き締めていく道具として、問責決議を利用したにすぎないのではないか。共産党が『効果のない状況で問責決議をしても、決議が軽いものになる』と共同提出に加わらなかったのも無理はない」…昨日の『読売』社説、私たちの主張と(珍しく?)一致しています。

 だいたい、国会議員の仕事っていうのは国会で議論をたたかわせることのはず。ところが、党首討論(11日)だって問責決議で吹き飛んでしまいました。「まさか、討論を避けたかったわけではなかろう」とは『毎日』社説。 その「まさか」の「討論回避」=「ボイコット戦術」で、最大の被害者は「後期高齢者医療制度廃止」を願う国民です!そして、思わぬ“助け舟”に喜んでいるのは自民・民主の与党にちがいない。

 …う〜ん、悔しい!民主党、議席たくさん持ってるのに何してんねん!?と言いたいところですが、まあ、そもそも今国会、民主党がやってきたのは「対決」を煽る一方で、自公与党との超党派議員連盟の会合を次々に開き、国家公務員制度や宇宙基本法、改正少年法など、重大な法案を次々と通しちゃったということでした。

 昨日の『京都』は、自民と民主の“秘密”の国対委員長会談まで行われたことを報道して、「第2の大連立」の動きだと書いている。『しんぶん赤旗』が報じているのは、こういう自民・民主の「政策協議」、実は、問責決議案を出したその当日もやっていたという事実。テーマは、「自衛隊の海外派兵恒久化」や「憲法改定」…。国政の重大問題で、国民の願いに背く方向へ手に手をとって歩みながら、一方で、国民の切実な願いである「後期高齢者医療制度廃止法案」は、ボイコット。

 …開いた口がふさがらん、とはこういうことを言うのでしょう。もう、いったい誰が真剣に国民の声に応える党なのか、明らかだと思います。

 ほんまに日本共産党がんばりどきや〜!

 まずは、後期高齢者医療制度廃止法案、衆院で審議入りさせ、徹底審議のうえで可決・成立させましょう。国民の世論と運動、論戦の力で!

ページの先頭へ

08年6月12日(木)

衆院比例候補、瀬戸恵子さん♪2008

 昨日は近畿ブロック衆院比例の瀬戸恵子さんが京都入り。2区での街頭宣伝や小集会のあと、夜の中京女性後援会総会で、ご一緒しました。

 …阪神大震災の被災者として、被災者生活再建支援法の改正など「国会が変わりつつある!」こと、「ウルトラCなるか?ネットでモテモテ志位委員長」の巨大コピーを示して「総選挙の躍進勝利を必ず!」と瀬戸さん。

 「すごいね〜!自分の言葉で話したはる〜」「パワフルやね!」とみなさん。

 私も、「京都も日本も世界も変わってる!ワクワクするお話」というテーマで、後期高齢者医療制度、雇用・派遣問題での党の奮闘、民主党をどう見るか、「資本主義は限界か」と日本共産党やマルクスに注目が寄せられていることを紹介しました。

 …総選挙勝利への思い、ワクワクしたかな〜?

Ps.瀬戸さんごめんなさい〜!一緒に行くはずだった国際マンガミュージアム、「休館日」でした。次こそは、必ず…。

ページの先頭へ

08年6月11日(水)

アートdeArtU(8)“音のないメロディー”くるくる弧を描く――ドメニカ・レガッツォーニ/楽器から生まれた作品展e001_artde)アート de Art

 ドメニカ・レガッツォーニさんという女性アーティストによる「楽器から生まれた作品展」を、ギャルリー宮脇に訪ねました。

 イタリア・ミラノを拠点にしている彼女の亡き父は、イタリアでも著名なヴァイオリン職人だったといいます。父がこの世を去った後、その工房に足を踏み入れたドメニカは、遺されていたヴァイオリンの部品や木材片を見つけます。

  楽器独特のカーブ曲線や「f」の字、糸巻き、駒、弦、木のぬくもり、ワニスの匂い…。

 彼女は、それらの品々が持っている不思議な造形に魅かれ、触発され、そして父を始めとしたイタリアの伝統的な楽器職人とその“手仕事”への畏敬の念をこめて、奏でられるはずだった音の響きをイメージしながら作品をつくったそうです。

 未完成のままの楽器を遺し眠りについた職人の父と、それらを集め、組み合わせ、彫りすすめて、コラージュやオブジェに生まれ変わらせた美術家の娘。これらの作品は、彼女とお父さんとの“コラボレーション”です。

 イタリアを始めヨーロッパで大きな話題を呼んだ彼女の一連の作品展は、日本では初めての紹介です。美術と音楽。ちなみに彼女の弟はヴァイオリン奏者として活躍中とのこと。

◇         ◇         ◇

 ギャルリー宮脇といえば、この連載でも紹介した「アールブリュッド(生のままの芸術)」など、いつも興味深い企画展をされている京都の老舗画廊。「螺旋階段」の画廊としてもおなじみで、今回は「楽器から生まれた作品」たちから“音のないメロディー”がくるくると弧を描いて流れ出すようで、心地良い。

*ドメニカ・レガッツォーニ/楽器から生まれた作品展6月15日(日)午後6時までギャルリー宮脇(京都市中京区寺町通二条上ル東側 ☎075−231−2321)

  『京都民報』6/15付「成宮まり子のアートde Art」掲載

ページの先頭へ

08年6月10日(火)

「同和や利権の追及は共産党にしかできん!」と市民から―大槻公一市長候補に2008

 朝、家を出発して、福知山市へ。日本共産党の大槻公一市長候補の応援です。

 …暑〜い!真夏のような日差し。「54歳、働きざかりの大槻公一です」。街頭演説がはじまると、商店街でも住宅地でもあっちこっちから門口へ出て聞いてくださる人々。

 大槻さん、白いスニーカーで駆け回る姿は“54歳”よりもっと若い感じです。

 夜は、観音寺公会堂の演説会で訴えました。“3つ巴”の構図ですが、「後期高齢者医療制度」について「廃止を国に求める。廃止まで、市独自に年1万円の助成制度をつくる」と大槻さんは約束。現職市長は「制度は必要」、元府教育次長は告示前には触れずじまい。違いは鮮明です。

 さらに、市立病院をめぐる市幹部職員の贈収賄事件や「同和」の特別扱いも大きな争点に。大槻さんは市議時代にも正面から追及してきた勇気の人。ところが現職市長はこの選挙戦でも特定業者の支援を受け、「ストップ利権」と言う元府教育次長も同和造林事業の利権がらみの人物の応援を受けているというのですから、あきれた話です。

 「あんたらが頼りなんや。ほんまにがんばって!」「同和や汚職追及。こういう仕事は共産党にしかできん」と、街頭でも演説会でも熱い激励が相次ぎました。…あと5日。がんばりましょう!

ページの先頭へ

08年6月 9日(月)

憲法守り生かそう!9の日宣伝2008

 平和憲法を守り生かそう!と、日本共産党京都府委員会として、毎月9日に、宣伝・署名に出ることを決めました。

 今日はその第1回目。渡辺和俊委員長、西山とき子副委員長、府・市会議員団、そして府委員会の勤務員もそろって、力入ってます。

 …嬉しかったのは、たくさんの人が署名に応じてくれたこと。烏丸御池の交差点、親子連れや若者など、次々とペンを取ってくれます。

 「どちらの国の方ですか」…明るい瞳の色の自転車2人組みに声をかけたところ、なんと、ブラジル人と日本人の新婚カップルでした。署名の中身を話して、「ブラジルでも政権が変わって、ルラさん(大統領)ががんばってますね」と言うと、ニッコリ笑ってそろって署名してくれました。

 …やっぱり、世界の宝だ。憲法9条。

ページの先頭へ

08年6月 8日(日)

京建労住宅デー/福知山市長選、大槻公一候補の応援に2008

 京建労「住宅デー」が今年もやってきました!〜身近でがんばる建築職人の顔や姿を知ってもらおうと、京建労のみなさんが包丁砥ぎや網戸張り替えのボランティア。独り暮らしのお年寄りなどによろこばれています。

 …今年は久々に地元右京区東部を、かみね史朗府議と一緒に激励にまわりました。

 午後は特急タンゴディスカバリーで福知山へ。本日告示された福知山市長選挙、共産党公認の大槻公一さんの応援で、市内や夜久野町をまわって訴えました。

 京都府の一番西に位置する福知山市夜久野町。兵庫県境まで行ったのは久々のことです。下夜久野駅前には、日本中央標準時のモニュメントが。…ここが、日本の真ん中です。

 けれど福知山市に合併して2年半。…夜久野の中島英俊市議によれば、支所の職員数が激減し、農業担当は嘱託のみ。100円バスは一気に値上がりし、ゆがんだ同和行政が息を吹き返す。豊かにつくってきた農業支援策や子育て支援策は後退。

 「合併して良いことは何にもなかった」の声が渦巻いています。その夜久野のみなさん、初の市長選挙です。

 日本共産党・大槻公一さんを市長に押し上げ、同和行政や市の汚職・腐敗体質にメスをいれ、くらし・いのち・ふるさと・農業を守る市政にきりかえましょう!15日投票です。ご支援を。

ページの先頭へ

08年6月 7日(土)

ギャラリー巡り――荒瀬隆造展/楽器から生まれた作品展2008

 午前・午後の会議の後、『京都民報』の取材を兼ねてギャラリーを訪ねました。

 まず、御池画廊(北区今宮通新町)で開催中の荒瀬隆造さんの個展へ。市立芸大の先輩、いつもながらの静謐な油彩画が並びます。…りんご、ざくろ、パン、花、陶器、静物なのに、まるで息をしているみたいな“生命感”がただよいます。明日まで!

 続いて、ギャルリー宮脇(中京区寺町二条上ル)へ。ミラノに住むドメニカ・レガッツォーニさんという女性作家の「楽器から生まれた作品展」。バイオリン職人だった亡き父のアトリエに遺された楽器の部品や材片を素材にしたオブジェなどが並びます。

 楽器独特のカーブや木目、ワニスなどが、不思議なイメージをつくりだして、なんだかメロディーが聴こえてくるよう。…これはきっと、彼女とお父さんとの“コラボレーション”なんだ。〜こちらは15日まで、14日には作家が来場するそうです。

 …いつもながら興味深い企画展をされるギャルリー宮脇。「アールブリュッド」や「表現と技法」「美術教育と社会「芸術と政治」などなど、2時間以上も話しこんでしまいました。オーナーの宮脇豊さんは1つ年上の39歳。今後ともご活躍を期待します。

ページの先頭へ

08年6月 6日(金)

「非正規実態調査」「15人を直接雇用・正社員化」―雇用をまもる北上大集会2008

 北上地区労や「ユニオンきたかみ」主催の「雇用をまもる北上大集会」。全労連の伊藤圭一さんの講演され、私は、国会情勢や京都で生まれている変化について報告し、参加しました。

 伊藤さんは「労働組合として貧困問題にどう向き合うのか?」という問題意識から、首都圏青年ユニオンや作家の雨宮処凛さんらとともに「反貧困ネットワーク」などのとりくみをすすめてきたこと、特に若い世代に憲法に保障された労働者としての権利をどう伝えようとしているのか、など詳しく述べられ、興味深く聴きました。

 集会では、地区労が初めて行なった「職場の非正規労働者実態調査」結果が発表され、また、この間15人の直接雇用・正社員化をたたかいとってきたKBS労組などからも発言がありました。

 …地域レベルでも広がるとりくみ。おおいに激励されます。がんばりどき!

ページの先頭へ

08年6月 5日(木)

「派遣法の抜本改正」へ、4野党協議早く始まれ!―乙訓で労組訪問2008

 「労働者派遣法の抜本改正を」との共産党の立法提案を持ち、さまざまな労組・団体との対話を重ねています。

 国会では4野党による「後期高齢者廃止法案」が審議入り。…その法案提出を決めた書記局長・幹事長会談(5/23)のなかで、市田書記局長から“根本には「構造改革」路線の転換が問われているんだから、労働者派遣法の抜本改正へ向けても、ぜひ4野党で協議をしようじゃないか”と問題提起をして、これが確認されたと聞いています。

 …まさにタイムリー!論議の促進のためにも、「立法提案」を全ての労働組合に届けなくっちゃ!と、奮起して、一昨日は連合系の産別労組などを、石村かず子3区候補、吉田幸一4区候補と訪問。

 今日は、松下電器、日立マクセル、日本輸送機、サントリーなど名だたる大経営が数多くある乙訓地域で、石村さんや小原長岡京市議と一緒に労働組合を訪問してまわりました。

 ある労組では「共産党とお話するのは初めて。けれど、非正規問題ではがんばってはるね〜。うちも負けずにがんばらな。派遣法改正は党派を超えて実現してほしい」とのこと。

 別の労組では「派遣や請負は思いっきり増えているが、その人達を視野に入れた運動はできていない。1社、1労組では実際は難しいので、国全体でとりくんでほしい」と書記さん。

 またある労組では「子会社の社員の待遇改善にはずっととりくんできたけれど、気がついたら自分たちの足元にこんなに派遣・請負が増えていた。不安定労働者の存在が会社側の“口実”になって正社員の待遇も全然よくならないし、この人たちはどこにも不満も苦情も言えないでいる」といいます。

 …懇談するうち、一緒に働いている正社員にも上司にも、そして労組にも不満も本音も言えずにいる非正規労働者たちの“声なき声”が迫ってくるようで、胸が締めつけられるような気持ちになりました。

 そして、やっぱり“国全体”で。…現場のたたかいと結んで「派遣法の抜本改正」こそ必要なんです!「4野党協議、早く始まれ!」と、みなさん、一緒に声をあげましょう。

ページの先頭へ

08年6月 4日(水)

「総選挙、かくたたかう」―党京都府委員会で記者会見2008

 今朝は、久しぶりに地元右京区にある島津製作所前で宣伝。吉田4区候補やかみね府議、労働者後援会のみなさんと一緒に派遣法改正問題など訴えました。

 午後は、来るべき総選挙にむけて、党京都府委員会として記者会見を行ないました。

 渡辺府委員長が「比例30万票・第1党実現」という京都府党の新たな政治目標や、「2大政党づくり」の流れを打ち破って躍進をかちとる構えと決意を述べ、志位委員長や市田書記局長を迎える小選挙区ごとの演説会、気候ネットワークの浅岡美恵代表も弁士をつとめる地球温暖化問題講演会(7/5)などを紹介。

 続いて、衆院小選挙区の原としふみ(2区)、石村かず子(3区)、吉田幸一(4区)、吉田さゆみ(5区)、浜田よしゆき(6区)の各候補と私から、自己紹介と決意を述べました。

 …会見でも言ったんですが、「成宮さんが参院選のときに言ってたことが、だんだん本当になってきたなぁ〜」と、派遣労働から正規雇用への流れの変化について、あちこちで声をかけられるこの頃。

 労働者のたたかいと結んだ共産党の国会論戦が本当に光っていることを実感します。

 いよいよ総選挙、がんばりどきですね!

ページの先頭へ

08年6月 1日(日)

「あんたら、がんばり時や」―田植え真っ最中の南丹で2008

 日吉町に続き、今日は南丹市八木町で仲きぬえ市議と一緒に老人クラブ会長さんや農家を訪問しました。

 こちらは田植えの真っ最中。日曜なので、ふだんお勤めの家や、都会から帰ってきた息子・娘たちの手伝いで、一斉に田植え作業がされるそうです。

 …いいなぁ〜、来年は仲さんの田んぼ手伝うね〜、とか言いながら歩いていると、田んぼ帰りの元町会議員さんとばったり。

 「コメ作りはええよ。けど、今は作れば作るほど損になる。これじゃ若いもんが継ぐはずがない」「減反減反いうて、他の国から買い付ける。外国では食糧不足で暴動が起きとるじゃないか」

 本当にそのとおり。…共産党が「農業再生プラン」で、食料自給率50%を回復するために、価格保障・所得補償や後継者支援をうちだしていること、町村官房長官が「コメ減反を見直す」と言わざるをえないなど、いま“国民の声”が政治を動かしている、とおおいに意気投合。『しんぶん赤旗』を読んでいただくくことになりました。

 「はよ解散してほしい。あんたら、がんばり時やで!」

 …ありがとうございます!2日間で4人の読者が増えました。

ページの先頭へ