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10年1月25日(月)

門ゆうすけさん『いのちのカルテ』と、「反貧困ボランティア」2010

 府知事候補・門ゆうすけさん編、『田中飛鳥井町 いのちのカルテ』を読みました。

 “あきらめない医療”〜ホームレスの末期ガン患者の治療と最期、鴨川の橋の下から連れて来られた認知症・高齢女性の居場所探し、などなど、悩みながらも奮闘する民医連・第2中央病院の職員のみなさん。涙なしには読めません。

 …同時に、そうだったのか〜!と認識をあらたにしたのは、「反貧困ボランティア」で私たちが接している実態・事例と、多くの共通点・接点があることです。

 “のりこさん”なんて「高齢・認知症女性」にそっくり。また実際に、路上生活のYさん、H川さん、H中さんたちは川端診療所や第2中央病院に患者としてお世話になっています。

 さらに「カンファレンス」というとりくみ〜職員集団が気になる事例を出し合い、共通認識にして対応していく方法も、「貧ボラ」で私たちが模索していることと重なっているなと感じました。

 …なんだか深い親近感を覚えました。深刻な現場と向き合いつつ、職員みんなで成長していこうとする病院と医師。こういう人をこそ、府知事にしなければ!

*  *     *

 (23日つづき)

 土曜夜の「反貧困ボランティア」では、また新しい失業者と出会いました。「派遣や日雇いを転々として失職し、しばらくホームレスをしていたけど、まともな仕事と生活をとり戻したい」と30代の男性。

 そして“のりこさん”の異変。〜私たちに対して「触るな!」「帰れ!」と何かに怯えるかのように“威嚇”。嫌がらせでもされたのか?「×○×○×○」聞き取れない言葉を吐き棄てるようにぶつけ、眼を合わそうともしない。こんなことは、半年以上のつきあいで初めてのこと。驚きです。

 「ボクタチ チカラニ ナレナイ」と困惑するイギリスからの留学生Dくんを始め、ボランティアのみんなはショックを受けつつ、深夜の京都駅を後にしました。

 …「やっぱり病気だ」と、私はつよく感じました。

 認知症なのか精神疾患なのかはわかりません。が、蔵田市議も言うとおり、きちんとした検査も含めて医師に診てもらわなくてはいけない。なんとかしたい〜!

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