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09年11月30日(月)

“希望の糸口”見えた!〜「ワンストップ・サービス・デイ」体験記2009

 本日“試験的に”開催された「ワンストップ・サービス・デイ」。私も、路上生活の方たちと一緒に京都会場(南区)を訪ね、相談にのったYさん(44歳)に“再出発への希望”が、見えてきました〜!

*  *     *

 午前11時。会場で、京都労働局・職業安定課長さん、京都市産業観光局・商工部の雇用創出担当部長さんにお聞きすると、すでに約40人が相談に来られているとのこと。

 1人ひとりの相談にも時間がかかる様子で、順番を待ってイスに座る人々、そして相談を終わって出てくる人も…。

 その中に、先週28日の「反貧困ボランティア」による「炊き出し」に初めて顔を見せたYさんがいました。「家族の離別をきっかけに、米子市の家も職場も飛び出して来た。家族に起きた事があまりにも辛く、生きるのがうっとおしくなって、生まれ育った京都で死のうと思ってた」と話すYさん。“自殺”は思いとどまり、所持金もなく、9月から鴨川の橋の下(上京区)で寝泊りするようになったそうです。

 「Yさんのこと、何とかできるかと思って…」と、Yさんを誘って来たAさん。以前ここでも紹介したMさんとともに路上生活を“脱出”した「貧ボラ」メンバーです。

 すでに「ワンストップ」会場では、京都市の相談窓口から生活保護のパンフレットが渡されたようですが「…生活保護?お役所言葉でようわからん」と、Yさん、あまりかみ合っていない様子。

 …う〜ん。それこそここは“ワンストップ”(=なんでも相談!?)のはず。なんとかしたい!

 「Yさん、もう一回相談に行ってみませんか」と声をかけ、一緒に私も、最初の“総合相談窓口”へ並びました。

 待つこと50分。その間にYさんの生い立ちや家族、仕事のこと(西京区の党生活相談所のご近所で仕事をしていたこともあったんだって!)etc.いろいろと聞き、Yさんの思いを知ることができました。

 総合相談窓口ではハローワークの職員さんが対応。Yさんの状況と住居&仕事を求めていることを伝えました。

職員さん「生活保護以外で、…う〜ん、以前の職場で雇用保険に入っていなかったですか?」

Yさん「入ってなかったと思う。年金も健康保険も『国民…』やったし。でも、わからん」

職員さん「念のため、調べてみましょうか」

 その場から問い合わせてもらったところ、なんとYさんは元の職場で雇用保険に加入していることが判明。

 →「離職票」を発行してもらえれば失業給付が受けられます!他にも「職業訓練&手当て受給」「住宅支援」などの可能性がある!

 〜ということを「新しいセーフティーネット 支援ガイド」にそって説明いただきました。

 すぐに元の職場に連絡を取るように念を押すと、「期待してた以上のことになって、何がなんだか…。でも連絡取ってみる」とYさん。

 …よかった〜!!本人もまるで自覚してなかった雇用保険。たぶん“ワンストップ・サービス”でなかったら見つからなかったケースだと実感します。

 その後、さらに住宅が確保できないか?と、府営・市営住宅の窓口にも行きましたが、これは全然かみあわず(現状では支援策なし!)

 …残念ながら、Yさんは今日も路上に帰ることに。けれども“希望の糸口”が見出せたんじゃないかと思います。なるべく早く、なんとかしたい!

 Yさ〜ん、がんばろうな〜!!

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