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09年12月19日(土)

年の瀬。あったかい連帯と、1人の犠牲者も出さない決意と2009

 京都弁護士会による「いのち・健康 大相談会」(京都市役所前)に、ボランティアとして参加させていただきました。

 支援物資から毛布を受けとった男性に声をかけたところ、「仕事探しでお金が尽き、マクドナルドで数日夜を明かした後、あせって日払い・寮付きの警備会社に就職。けれど、ちっとも仕事がなくて月4万円の寮費が払えず何も食べてない。2帖の部屋はすきま風で凍えそう」と話すのは愛知出身のM田さん(43歳)。

 …え〜ひどい!しかもこれ、ハローワーク紹介の仕事だそうです。

 その場で「労働相談」テントの弁護士さんに相談をつなぎましたが、労働条件がどんどん切り下げられ、まともな仕事がない現実をあらためて痛感!

*    *    * 

 市役所前を後にして、午後は「雇用と貧困シンポ」(主催:左京民主府政の会)へ。「生存権」裁判や貧困問題に関わってこられた尾藤廣喜弁護士と門ゆうすけさんの話を聞き、「反貧困ボランティア」の塚崎さん、安藤さんとともにフロアから発言しました。

 …『京都民報』1面にも出た安藤さん(39歳)は「路上生活を経験したからこそ偏見やつらさがわかる。今度は支援の側で力になりたい」と、ものおじもせずにまっすぐな訴え。

 私も、11ヶ月間の「貧ボラ」から見える雇用破壊や社会保障セーフティーネット弱体化などを発言しました。〜終了後、尾藤弁護士から「自治体にもできることはいっぱいあります。現場から声をあげていきましょう」と声をかけていただきました。

*    * *      *

 22時。今夜の京都駅はどんどん気温が下がります。

 …京都タワー前でウトウトしていた“のりこさん”とは、実は昨日、一緒にお風呂に入りました(私&学生Sさん)。

 1ヶ月ぶりのお風呂でピカピカになり、さらに蔵田市議らの尽力で九条診療所にもお願いして、もうちょっとで診察が受けられそうだったのに、「やっぱり行かない!」と診療所手前でくるりと向きを変えて戻ってしまいました。それでも「27日には、お風呂、病院、宿に行く」と言ってくれたので、あと一歩ですね〜。

 今夜も「貧ボラ」には新しく3人の青年が参加。通りがかった京建労書記さんから2千円のカンパ。先週は某マスコミ記者もボランティアに訪れ、党事務所には、カンパやおコメが連日届いています。

 …あったかい連帯の輪。この力で行政を動かさねばなりません。この冬、1人の犠牲者も出さない決意で、いよいよ年の瀬です。

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