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07年9月 2日(日)

左京区・吉田山で「ナラ枯れ」ウォッチング。2007

 京都府各地に発生している「ナラ枯れ」。市民団体「北山の自然と文化を守る会」が呼びかけた左京区・吉田山での調査に、井上哲士参院議員、光永府議、冨樫市議とともに参加しました。

 「カシノナガキクイムシ」という甲虫の繁殖活動によってミズナラ、コナラ、カシなどが立ち枯れてしまうという被害は、京都三山で300本近く見つかり、吉田山でもすでに29本に広がっているとのことです。

 カシナガムシが最初に付いてから1ヶ月ほどで枯れてしまった例(写真右)もあるそうで、予想以上に深刻です。

 ドングリを落とすムシ、「ハイイロチョッキリ」の被害についても聞きました。成熟前のドングリに卵とともに菌を植えつけて葉ごと切り落としてしまうそうで、ここ数年のクマ被害の原因にもなっています。

 こんなにムシが大発生する根本には、地球温暖化があるとしか考えられない、と同会のみなさん。

 …『京都議定書』を決めたCOP3(地球温暖化防止京都会議)のときにも、北山・芦生原生林などの被害調査にとりくみましたが、それから10年経ち、京都市内でもこんなに広がっていることを痛感しました。行政への要請とともに、もっと多くの市民に知らせ一緒にとりくんでいきたい、とあらためて感じました。

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