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07年8月30日(木)

原子力発電所の防災・消火体制、不安です!!2007

 原子力発電所の防災・消火体制は大丈夫なのか?

 …中越沖地震での柏崎刈羽原発の火災によりクローズアップされた問題は、京都府でもよそ事ではありません。舞鶴や綾部は福井県の原発から10キロ圏内です。

 そこで日本共産党として、吉井英勝衆院議員や京都府会議員議団とともに関西電力・高浜原発に調査に行ってきました。

 まずレクチャーをうけた後、原子炉格納庫など放射線管理区域へ。核燃料プールや燃料交換クレーン、変圧器――柏崎刈羽原発で故障・事故を起こしたのと同じもの――の防災などについて説明を受けました。

 その後、所長さんらと懇談。関西電力・大飯原発で昨年3月に起きた火災で消火が大きく遅れたことについて訊くと、返ってきたのは「えっ?」というような答えでした。

 原発に置かれている「自衛消防隊」が「煙が充満していて何が燃えているのか発見が遅れた」「管理区域であり、素人判断では消火活動ができなかった」というのです。しかも夜間・休日には2人体制になっているとのこと。…これでは本当に不安です。体制の強化や地元消防本部との連携を求めると、「検討する」とのことでした。

 その後、この地域を管轄する若狭消防組合本部を訪ね、大飯原発火災の時の経験などを詳しく聞きました。

 見えてきたのは、原発の、なかでも「管理区域内」の消火活動の責任がはっきりしていないということです。…3時間以上も放水できなかったのは原発側から「水を使わないでほしい」と言われたからであり、施設や放射能について専門知識がないことから従わざるを得なかった、日常のコミュニケーションや信頼関係が必要、などなど生々しい発言。ちなみに原発側との「合同訓練」は年に1回程度で06年は1回もなし…。

 やっぱり専門知識を持った消防隊が必要です。日常のコミュニケーションや合同訓練をつよめるとともに、とくに原発の側の防災・消火体制の専門化がいるじゃないか!とあらためて感じました。

 余談ですが、放射線管理区域内に入るというのは、ちょっとない経験でした。

 ゲート周辺には何十人もの作業員の方たちが忙しそうに行き来しているんですが、なぜか全員がパンツ1枚。…「なんで!?」と目のやり場に困っていると、「ではみなさんも、ここでパンツ1枚になってください」と案内の副所長さん。私を含めた女性2人はジャージを借りましたが、他は調査団全員が記者もふくめてパンツ姿でゲートを通り、放射線被爆量の計測器と、管理区域内用のツナギや帽子、手袋&靴下に着替えて見学。終わりには全てを「管理区域内」で脱いで、またパンツ1つで出てくるという行程になりました。

 私の放射能被爆量は「ゼロ」でしたが、大変な現場でみなさんが仕事をされているんだと感じましたし、これでは消防士さんも通常の消火活動というわけにはいかないでしょう。やっぱり専任の消火隊がいるんですよ。…ぜひ、京都府内でもとりくんでいきたい課題です。

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