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成まりブログ芸術・文化

06年8月22日(火)

高瀬川夏祭り・灯籠流し


●灯ろう流しは市民や子どもたち参加のアートイベント
 20日、今年も「高瀬川夏祭り」と「灯ろう流し」に家族で参加しました。日が落ちて明かりが灯された灯ろうは色とりどり。ゆっくり、ゆっくり、流れていく様子は幻想的です。

 高瀬川は開削されて300年以上になるそうで、美しい流れを後世に伝えていこうと開かれてきたこのイベントは夏の京都の風物詩のひとつになりつつあります。そして灯ろうの制作も、市民や子どもたちが参加する夏のアートイベントのひとつです。

 “参加するアート”。…そういえば、海外で活躍する友人から、アートの「つくり手」と「受け手」が分離されている日本というのは、かなり特異な社会だという話を聞いたことがあります。「アート」の日本語訳が「芸術」「美術」とされたことで、なにか教条的で大上段な響きになってしまったのか? いやそれ以上に、長時間過密労働で世界に悪名高い日本のこと。「つくり手」になるどころか「受け手」にさえもままならない、というのが多くのみなさんの現実ですね。

 でも、アートは本来、人々のくらしを豊かにし“心を耕す”ために欠かせないものだと、私は思うのです。…だれもが人間らしく、文化や芸術を身近に楽しめる世の中にしたい。そのためにはやっぱり、働き方、社会と政治のあり方を変えないとあかんなと…。

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06年8月19日(土)

彫刻家の佐野賢先生を訪問


●佐野賢先生と。手前は近鉄新田辺駅前の“一休さん”彫刻模型
 19日午後は山城地域へ。精華町光台の夏まつりを訪れた後、京田辺市前町議の中西稔さんを訪問して、農業や「ふれあいの駅」事業について聞きました。

 夜は、京都市立芸大時代の恩師である佐野賢先生のお宅(京田辺市飯岡)を、塩貝・井上両市議とともに訪問。久しぶりに再開した佐野先生に、親交のあるさまざまな作家の作品コレクションを見せていただきながら、最近の芸大の様子や彫刻をめぐる話などお聞きすることができました。

 「成宮はよい作品を作ってたのに、そんな道へ行ってしまうとは」と佐野先生。…けれどそういえば、芸大生の時から「戦争」をテーマにした作品を作ったり、震災ボランティアの呼びかけをしていたなぁという思い出話になり、「君は目的意識がはっきりした学生やった。選んだ道で続けてがんばることが大事や」とあつい激励をいただきました。
 聞けば、先生は市立芸大で教授になられたいまも、夏休みも毎日大学へ制作に行っておられるそうです。学生と一緒に制作される佐野先生は、昔から人気がありました。
 先生、お身体をお大事に。成宮もがんばります!

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06年8月 9日(水)

五条坂陶器まつりに出店


●陶器まつりに夫と娘が出店してます。夕涼みがてらどうぞ
 今年も五条坂陶器まつり(7〜10日まで)がやってきました。鴨川五条大橋から東山通りまで地元や全国からの陶器屋さん約500軒が並びます。
 毎年、成宮の夫(自称、陶芸家)も「暑い暑いとビールはすすむが、売れ行きは…」といいながら店を出しています(五条大橋から南側2軒め)。娘のリリコも店番に座り、いつもとちがう「おまつり」の雰囲気にごきげんのようです。
 暑い日中とちがって、日が落ちてからの時間帯は各店が明かりを灯し、ゆかたのお客さんもふえて夏の風情があります。ぜひ夕涼みがてらどうぞ。

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06年7月24日(月)

永田萠さんとの出会い


●永田萠さん(中央)、西山とき子さんと「ギャラリー妖精村」にて
 京都新聞のエッセイでも人気のイラストレーター・永田萠さんを、「ギャラリー妖精村」(堺町三条上ル)に西山とき子前参院議員と訪ねました。

 『てのひらの虹』という、画家・いわさきちひろさんを論じた本を出しておられる萠さんは、ちひろの絵と出会い、ちひろの訃報がきっかけで、OLから“絵描き”になったそうです。

 …実は成宮も、小学校の国語の教科書に載っていたちひろの絵に出会って、「こんな絵が描きたい」と子ども心に一生懸命にまねして描いたのが、のちに芸大にすすむきっかけになりました。世代は少しちがっても、ちひろの絵に大きなものを与えられたというのは一緒だね、美しい澄んだ色の絵をたくさん子どもたちに届けたいね〜と、絵本や子育て、芸術家と政治のことなど話がはずみました。

 また、憲法九条「改正」の動きや北朝鮮ミサイル事件に、「戦争になってしまうんじゃないかと思った」という萠さんは、憲法九条を守ろうという女性アピールのよびかけ人の一人です。

 …「成宮さんは、芸術家・表現者の心で政治にはたらきかけて」とのご注文もいただき、「ぜひ今度は、憲法九条をめぐってのお話を」、「9月12日からの新作エッセイ画集展で、またお会いしましょう」と、わかれました。

*永田 萠 新作エッセイ画集展 9/12〜11/26 ギャラリー妖精村
 :京都新聞の人気エッセイ「花風景」が画集になり、その出版記念原画展が開催されます。

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06年7月19日(水)

こくたせいこ展/学生無年金障害者訴訟狂言の夕べ


●こくたせいこさん染仕事展
 いつもお世話になっているこくたせいこさん(穀田衆院議員夫人)の染仕事展を、くらた共子市議と一緒に訪ねました。

 会場の織成館は、和装関係の展示会がいくつも開かれていて、なんだか洋服で入るのが申し訳ない感じ…、と思っていたら、西陣織工業組合会長の渡辺氏にばったり会って、ごあいさつ。

 …しまった〜、やっぱり着物で来るべきだった。


 つづいて、「学生無年金障害者訴訟がんばれ!狂言の夕べ」(金剛能楽堂)へ、西山とき子さんと。

 日本共産党が上田耕一郎さん以来、国会でこの問題をいちはやくとりあげてきたことなどを教えていただきながら、原告の坂井さんや松岡さんにごあいさつしました。

 茂山千之丞さんによれば、「笑いながら抵抗するのが狂言の力、庶民の力」だそうで、しばし笑いにつつまれ、私も元気なエネルギーをもらいました。

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06年7月18日(火)

清水焼団地陶器まつり


●窯元を訪ねてお話をうかがう
 山科区の清水焼団地「第32回陶器まつり」を、本庄たかお府議、北山ただお市議、原としふみ衆院2区代表とともに訪ねました。

 清水焼団地協同組合の小山理事長さんと、若い世代に清水焼を知ってもらう対策など懇談。
 また、伝統工芸士の雲楽窯・斎藤武司さん(写真)や、北村賀善さんをはじめ出展されているたくさんの陶芸作家の作品を見せてもらいました。

 さすが、様々な作風の品物や大作が並んでいます!

 私の夫も陶芸家なので、陶器を「買う」ということはほとんどないのですが、「ほしい!」とついつい手が出そうになりました。

 また、途中で夫の友人である若手陶芸家の番浦くんにばったり。…清水焼団地の手塚祥堂さんのところで手伝いをしているそうで、歴史と伝統をもつ清水焼団地でも若い世代ががんばっている姿、とっても嬉しく思いました。

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06年7月14日(金)

こくたさん馴染みの伝統工芸士/近鉄京都線申し入れ


●ものづくりの職人さんたちを訪問 こくた恵二衆院議員、せいこ夫人とともに(木工 和田卯にて)
 こくたさん夫妻の案内で、木工芸で照明器具をつくる「和田卯」(下京区)では、江戸時代からの様式を再現した灯り、「有明」(写真)などを見せていただき、説明をうけました。
 「金網つじ」(北区)では、手編み金網の湯豆腐すくいや茶こし、香炉の蓋などを見せていただきました。「集中力がとぎれると金網の目にでてしまう。傷んだら、修理もうけたまわっています。ずうっと大切に使っていただきたいので」とご主人。
 …職人さんが真心をこめて作ったモノを大切に使い、傷んだらまた修理して使う。これこそ京都が紡いできた歴史、人と人とのつながりの文化だなぁと、その奥深さに心を動かされるとともに、どうしても“ものづくりのまち、京都”を守っていきたいとつよく感じました。
 他にも、京足袋の植田さん(こくたさんHPに紹介あり)、書家の荒川玄二郎さんの個展などを訪ねました。

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06年7月13日(木)

祇園祭の山・鉾を守る町衆を訪ねて

 祇園祭はいよいよクライマックス。山や鉾の組み立てがすすむなか、井上哲士参院議員や山中市議団長とともに、山鉾町保存会のみなさんを訪ねました。

●保昌(ほうしょう)山保存会の出島理事長と 出島理事長から「ご神体」の丹後守平井保昌(たんごのかみひらいやすまさ)の人形や、保昌山胴懸の下絵になった円山応挙作の屏風など貴重な伝承品を見せていただきながら、補修費用が大変であることやマンションが増えて人手が少なくなっているなどのご苦労をお聞きしました。


●南観音山の上で保存会のみなさんと 保存会の木村正之常任理事さんや木村万平さん(顧問)らにお話を聞きました。

 木村正之さんは刺繍の名人。山や懸装品の保存・継承には文化財保護のための国庫補助が大きいそうですが、「懸装品の補修に私は思い入れがあって何年がかりでとりくんでいるが、技術を継ぐ者がおらん。材料の入手も大変になってきている。なによりお金がかかって…」と、大変心配をしておられました。

 ほんとうに貴重な品々を見せていただきながら、祇園祭保存への熱い思いを聞き、あらためて、これを21世紀に継承させていく政治の役割を、考えさせられました。

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