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08年11月30日(日)

柊野支部/『源氏夢幻』冨士谷あつ子先生の“謎かけ”2008

 午前中、北区の柊野へ。柊野支部のみなさんと、ご挨拶や『しんぶん赤旗』『京都民報』購読のお願いに歩きました。

 雲ひとつない青空、目の前に紅葉の山々が連なります。右手のポコンとした山は神山(こうやま)と呼ばれ、上賀茂神社の“祭神さま”が降りてきた山だそうです。

 葱やかぶら、トマトの畑が広がり、農作業をしておられた男性のお話を聞きました。

 「政治に言いたいことはいっぱいじゃ!だいたいコメを輸入しながら減反せえというのは筋が通らん」「こんなにコメも野菜も安うなっては、農家の努力だけでは食っていけん。息子に嫁のキテもない。そんなら農家も農業も廃れるってことじゃないか!」

 …ほんとうにその通りです!日本共産党は国民の立場から農産物輸入自由化に一貫して反対してきたこと、「農業再生プラン」を発表して農業関係者と対話を広げていることをお話し、『しんぶん赤旗』を読んでいただくことに。「またぜひ、お家を借りて懇談会をしましょう」と約束して、葱の畑を後にしました。

 他にも10数軒を訪ね、帰りにはここに住む西本さんに見事なトマトをいただきました!〜ありがとうございます。

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 さて遡りますが、28日の夜、『源氏夢幻〜千年の時空を越え いまよみがえる まことの愛』という創作舞踊劇を石村かず子さん(3区代表)と一緒に見に行きました。

 バレエ、声楽、服飾のコラボレーションによって現代的によみがえった『源氏物語』。脚本は評論家・冨士谷あつ子先生で、『しんぶん赤旗』近畿版に「源氏物語再考」という連載をされていたのですが、それがとってもユニークだったんです。

 「源氏物語五十四帖という膨大な紙数を要する物語は、権力者による上質の紙の提供がなくては不可能である。それゆえ、紫式部には…権力者への配慮がある。書けなかったことは何だったかを考えてみたい」(10/10付『しんぶん赤旗』「近畿の散歩道」より)

 今回も、その視点から筆を起こした脚本とのことで、斬新な舞踊劇のなかに“謎解き”が潜んでいるようで、とても面白く興味惹かれました。

 …時の権力者といえば、あの藤原道長。紫式部が“遠慮”して描けなかったことはいったい何だったのか?〜“源氏物語千年紀”の今年の終わりに、冨士谷あつ子先生の“謎かけ”に、私もちょっとハマッてしまったかも知れません。

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