
●市田さんの青年雇用問題の追及、ナマで見ました!
国会傍聴に行ってきました! 成宮まり子、初めて入った参議院予算委員会室。傍聴したのは市田忠義書記局長の青年雇用問題での質問です。
午前10時すぎ、市田さんの質問がスタートすると議場の空気が張りつめます。…“ワーキングプア”の若者が急増している問題で、背景にある派遣や「偽装請負」の問題を追及。まず独自入手した派遣大手クリスタルグループの受け入れ先企業一覧を示したところ、キャノン、松下、ソニー、東芝など誰もが知っている大企業がずらり。
なぜこんなに派遣が増えたのか?…企業が正社員を1人雇うと時給3500円(年金、福利厚生含む)かかるのに、派遣だと労働者の時給は1000円。差額の2500円を派遣先企業と派遣会社がもうけのタネにして利益を拡大しています。ちなみに、クリスタルのオーナーは経営方針で「プロは違法行為が許される(!)。境界線で勝負する」とまで公言しているんだそうです。
市田さんが「派遣や請負労働者がどんな働き方をさせられているか、総理、知っている範囲で述べて下さい」と訊くと、安倍首相は「正社員と協業でしょう」(!?)としか答えられません。
そこで市田さん、ある自動車大手の派遣労働者が、3人1部屋に住まわされて冷蔵庫代なども天引きされ、40度の熱でも「出てこい」と言われ、倒れたらクビになって追い出され、ついにはホームレスになったという事例を告発し、こんな生産体制は異常ではないのか、と追及。
すると、安倍首相「ワーキングプアを前提にした企業の生産体制には大変な問題がある」
さらに市田さんは、「偽装請負」=「実態は派遣」なのだから、労働者派遣法に照らせば派遣先企業には派遣期間(いまは1年)を過ぎて仕事をさせる場合、「直接雇用の申し出」義務が生じる、これを遵守するようにきびしく指導すべきと迫りました。
安倍首相「(派遣先についても)法令に違反しているのであれば、厳格に対応していかなければならない」
…出ました、画期的な答弁!!
多くの大企業製造現場が「偽装請負」を含むワーキングプアで成り立っている現状を「問題だ」と首相が認め、派遣元だけでなく派遣先にも「厳格に」指導をすすめれば、派遣労働者の直接雇用を広げることにつながります。
すでに光洋シーリングテクノ(徳島にあるトヨタの孫会社)などでは、青年労働者のたたかいによって正規雇用化をかちとっていますが、こうした成果を全国に広げる大きなステップになる答弁です!
委員会室の様子が印象に残りました。
自民党席:静まりかえって「国際競争力のためにはしょうがない」とか、そんなヤジはひとつも無し。
民主党席:クリスタルの派遣先一覧や、派遣の実態、「ピンはね」…市田さんの追及のたびに、「へ〜」「ほ〜」「あの資料はくれないの?」と、どよめきの声。

●質問を終えた市田さんと傍聴した青年たちとの懇談会
あとで市田さん本人は「議場の他党を味方につけることができた」と言っていました。
…さすがです。私も見ていて、「構造改革」「規制緩和」を旗を振って推進してきた人たちでさえ、実態をつきつけられれば対処や改善が必要だと認めざるをえないんだ。…いま、この問題をめぐるたたかいはそういうところにさしかっているんだな、と実感しました。

…初めての国会傍聴。井上さとし参院議員、こくた衆院議員、そして秘書のみなさんには大変お世話になりました。それにしても、ライブ質問は面白い。圧巻でした。
「私もぜひやりたい。市田さんの続き」と思いました。ホントに!! 大変そうではあるけれど…。