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13年9月21日(土)

9月府議会代表質問A〜原発問題、イオンモール桂川2013

〈代表質問つづき〉

★福島原発は非常事態。原発再稼働やめよ

 続いて、大量の汚染水漏れが大問題になっている福島第一原発について、知事は「非常事態」との認識に立つのかどうかを質問。またそのもとで、原発が全国一集中する福井県に隣接する京都府の知事として、「府民のいのちと安全を守るためには原発再稼働はやめるべき」という考えにはまだ至らないのか、と追及しました。

 知事は「福島の事故は国において…」「再稼働の判断は原子力規制委員会において…」と答弁し、自らの認識や考えはまったく語らず。…これでは、府民の願いにこたえられません。

★「イオンモール桂川」出店 商店街への影響調査を

 最後に、西京区に隣接するキリンビール工場跡地(南区/向日市)に出店が計画されている「イオンモール桂川」について質問。小売店舗面積が5.3万u、専門店約200店とされ、府内最大規模の店舗となる予定であり、おまけに営業時間は早朝7時から深夜0時まで。…「営業に深刻な影響を受ける」「住環境悪化や交通渋滞が心配」「身近な商店街が寂れれば“買い物難民”になる」などの声が、周辺商店街や住民のみなさんから寄せられているもとで、私は、少なくとも府が今回の出店計画について、商業を含む影響調査をやるべきではないかと質しました。

 同時に、京都府が京都市とともに、この地域を国の「都市再生緊急整備地域」に申請し、まちづくり条例などの規制を受けない「大企業呼び込み型」の開発を推進してきた経過を指摘。「大企業のもうけばかり優先し、住民がおきざりにされているではないか」と追及。

 知事は「大規模店になる予定で、周辺地域への影響は大きい」と認め、そのうえで「イオンに対し、乙訓2市1町の首長らとともに申し入れを行なってきた」「イオンに対し、地域経済への貢献や配慮を徹底的に求めたい」と答弁。

 私は、この間の大型店出店ラッシュにより実際に商店街が姿を消して「買い物難民」が深刻になっているのであり、その実態をふまえ、少なくとも今回の計画について影響調査をすべき、と再度求めたところです。

*代表質問 大要はこちら

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 …質問を終えて感じるのは、米軍レーダー基地建設とオスプレイ訓練拡散、消費税増税と社会保障改悪など、府民のみなさんの一番の不安や心配事に関し、山田知事が、安倍政権の暴走政治と一体になって推進する“悪い役割”を果たしている姿が浮き彫りになったということです。

 同時に、福島原発や再稼働についても「自らの見解」を言わない。知事を「言えなく」しているのは、府民の世論や運動と、悪政とのせめぎあいの到達点なのかな、と感じます。

 …安倍政権の暴走に「追随」し「一体推進」の府政を変えるためにも、府民的な運動をもっともっとつよめていかねばなりません。

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