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08年10月 8日(水)

“弁証法的唯物論”“行動する科学者”―益川敏英氏ら、ノーベル物理学賞受賞2008

 今日は、民青同盟龍谷大学班の企画「総選挙直前!日本共産党に聞いてみよう」に参加。深草キャンパスに行ってみると、すでに政治学研究サークルやビラを見て来たという学生さんが待っていてくれました。

 …高い学費や「ハケン」の実態から見える日本政治の「2つの異常」、社会保障をどうたてなおすのか、税制と経済、道路特定財源と地球温暖化、社会主義をめざしているのか?日本共産党の党名についてetc.

 参加者のほとんどが1回生だったんですが、次々と質問が出され、よく勉強しておられることに、おおいに刺激を受けました。

 …若い世代が輝く選挙へ、ぜひいっしょに力をあわせましょう〜!

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 さて、昨夜のビッグニュース=「ノーベル物理学賞を日本人3氏が受賞」について。

 …まず、心からお祝い申し上げます!

 3氏のうち、益川敏英・京都大学名誉教授は京都市左京区にお住まいです。小林誠氏とともに1973年に発表した「小林・益川理論」で、未発見だった「クォーク」の存在を予測し、2004年にはこれが「実証」され、以来毎年「ノーベル賞候補」にノミネートされていました。〜「遅すぎる」と言われるくらいの、待ちに待ったようやくの受賞です。

 益川敏英氏について、『毎日』の夕刊が「反戦語る気骨の平和主義者」として、「専門外の社会的問題も考えなければいい科学者になれない。僕たちはそう学んできた」という氏の言葉を報じていました。

 憲法「9条の会」や教育基本法改悪に反対する運動のなかでも「呼びかけ人」などの立場で積極的に発言し、私たちの『しんぶん赤旗』『京都民報』にもたびたび登場いただいて、高学費や「大学評価制度」などについて基礎研究と研究者・学生を守る立場を貫いてこられた益川さん。…まさに“行動する科学者”です。

 さらに井上哲士参院議員のブログには興味深いエピソードが…(以下、紹介します) 。

 井上哲士参院議員のブログより

 …(益川敏英先生は)私の学生時代、学生自治会がとりくむセミナーの講師なども気軽に応じてくださっていたことを思い出します。世界的注目を集めていた益川先生が、素粒子研究には、弁証法的唯物論の物の見方が貫かれていることをいっかんして語ってこられたことは、科学的社会主義を学ぶ上で、とても励みになりました。

 たとえば、1984年7月14日付けの「赤旗」では、みずからの研究をふりかえって次のように語っておられます。

 「素粒子が、さまざまな性質、特徴、法則性をもっているのは、その背後にそれらの担い手の物質が必ず存在するに違いないと考え(ています)」、そこには「『電子といえどもくみつくせない』という物質の無限の階層性と認識の相対性を指摘したエンゲルスやレーニンと同様の唯物弁証法(弁証法的唯物論のこと――引用者)の物の見方がつらぬかれています」、「唯物弁証法と自然科学の研究方法との関係は非常に奥深いもので、今後もさらに追求する必要があると思います」

 …物理学をはじめ、自然科学の分野では弁証法的唯物論の見方の“正しさ”が日々、実証されているといいます。弁証法的唯物論をはじめ、科学的社会主義の世界観とその魅力をもっともっと語っていきたいと、あらためて感じたしだいです。

 益川敏英先生、そして受賞のみなさん、本当におめでとうございます〜!!

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