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06年11月17日(金)

〒集配再編で郵政公社へ要請2006

 郵政公社がすすめる郵便局の集配業務再編問題で、住民合意のない再編計画の撤回や、サービスの維持・充実を求めて近畿支社に申し入れに行ってきました。党近畿ブロック事務所によるもので、京都からは、かみね府議、小林府会候補(船井)、西村市議候補(右京)も参加しました。
●ゆうメイトの処遇と再編計画の住民説明会に関わって発言

@「ゆうメイト(非常勤)」の解雇指示ともいえる通達を近畿支社が出していたことがあきらかになりましたが、驚いたことに、責任者の郵便事業部長は「勤務態度の悪いバイトが大量に漫然と雇用されている」と説明。

 …私は、「いかにも不良ばかりという話ですが、京都で聞きとった実態は違う」と、低い時給でボーナスも無し、毎日3時間の残業常態化などのひどい労働条件で本務職員と同じように集配を支えているゆうメイトの現状や、それが集配再編計画で、京都市京北地域ではゆうメイト全員が再編後も働き続けられるかどうかわからないと言っていて、本務職員にも不安が広がっていることを紹介。
 「いま、配達再編でサービスを低下させないためにも、正規採用を含めたゆうメイトの待遇改善こそ必要ではないか」と発言しました。

 すると支社側は、「正規採用の権限まではないが、労働条件の改善は検討したい」との認識を表明しました。

 …このやりとりであらためて、(公務)労働者の人間らしい働き方を取り戻すことと、住民サービスを守ることは一体だということを実感しました。

Aまた集配再編への住民合意にかかわって、与謝野町(旧岩滝町地域)で、この問題を考える住民懇談会への特定局長の参加を要請したところ、「近畿支社に相談して」断られた事例を示し「住民合意のない計画は強行しないというなら、8月の要請時の約束どおり、住民説明会にはぜひ出ていただきたい」と述べました。

 支社側は、「まず自治体の長に理解を得ている。説明会は、なんでも行けばよいとなれば手に負えなくなるとは助言したが、行くかどうかは局長の判断による。できるかぎり出席したいという基本は変わらない」と回答しました。

 他県からも、すでに集配再編が実施された地域で「郵便が夜中に配られる」事態が紹介され、再編で住民サービス後退が起こることはあきらかです。

 京都では、すでに5局(西大浦・東舞鶴、岡田・西舞鶴、弥栄、大宮、小野郷)で無集配局化が実施されましたが、いま、3月の本格実施にむけて、東別院(亀岡市)、八木・神吉(南丹市)、檜山(京丹波)などで反対運動が広がっています。

 郵産労がとりくんでいる全戸アンケート(約300通の返信)にも、「時間外窓口が無くなるのは非常に不便!」「農協も無くなり郵便局が唯一の頼りです。これまでお願いしていた年金の引き出しや通帳記入もおできなくなる」「これだから郵政民営化には反対だった」など、びっしりと不安や不満が寄せられています。

 …私自身、昨年の“郵政民営化解散”による総選挙を京都4区でたたかい、約60局の特定郵便局を訪問し、住民の声を聞いてきて特別の想いがあります。民営化の実施が来年10月に迫っているからこそ、いま再編計画強行やサービス後退を許さない運動を広げることがカギ!

 住民や地方議員、ゆうメイトも含めた郵政労働者のみなさんと力を合わせてがんばります。

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