成まりブログリリコ日記

07年1月29日(月)

リリコ日記(32)やけど


 いまになってやっと書けますが、週末の夜、我が家に大事件が起こりました。リリコが熱湯でやけどをしてしまったのです。

 悲鳴に驚き、大慌てで冷やし、病院に電話…。

 最初の病院で「皮膚科の医師がいない」と言われて焦りましたが、別の病院を紹介してもらい、40分ほど後には診てもらうことができ、ホッと。

 やけどは首筋から肩にかけて。「傷が深いからかえって痛みは少ないでしょう。全治3・4週間」とのこと。…皮膚がズルンと剥けて痛々しいのですが、顔にかからなかったことは不幸中の幸い。

 じっと涙をためているリリコを抱っこしながら、あぁ本当に代われるものなら代わりたい、といろんなことを考えました。

…跡は残るんだろうか、全治にお金はどれぐらいかかるんだろう?

…早く診てもらえてよかった。でも医師不足の地域だったらどれだけ時間がかかるんだろう。ここも次々と患者さんが来て、お医者さんや看護師さんは何時間ああやって働いてるんだろう。

…コップ1杯の熱湯で子どもってこんなになるんや。戦争や爆弾だったら、清潔なガーゼや塗り薬さえ子どもたちには無いんだ。

 そんなことがぐるぐると頭を巡りました。

 ただ、これまた救われるのは、親の思いをよそに、リリコは「いた〜くないよ」「ほいくえんおやすみ♪」と、母の事務所について来て上機嫌でお絵かき。

 「リリコな〜、まりこの“ま”だってかけるねん。しゅごいやろ!」

 …あぁ、親孝行な娘。

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06年12月31日(日)

リリコ日記(31)お誕生日はずかし〜


 30・31日と滋賀県彦根市の実家に帰省しました。
 12月30日といえば、我が家では毎年「餅つきの日」です。子どもたち(写真:娘リリコといとこたち)は、餅つきの「ペッタンペッタン」はもちろん、お鏡さんや丸餅づくりの「こねこね」が大好きです。

 そして31日は、リリコの4歳の誕生日!!
 大晦日のあわただしいなか、ケーキとご飯を囲んでお祝いをしたのですが、「ハッピーバースデー」をみんなで歌ったところで、リリコはなぜか涙をポロポロ

 まり「どうしたん!?」
 リリコ(小さな声で)「みんなでうたわはったら、はずかし〜」

 …どうも、うちの娘は晴れがましいシチュエーションが苦手のようです。
 かと思えば、プレゼントのおもちゃにキャッキャッと声をあげて、「またおたんじょうびしよな〜」なんて調子のいいことを言っているのですが…。
 そんな、去年まではなかったような“心の発達”の繊細で複雑なようすを見るにつけ、「大きくなったなぁ、早いなぁ」って、母もあらためての実感です。

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06年12月13日(水)

リリコ日記(30)指は何本?


「まり〜、すごいで〜」駆けてきたリリコが言いました。

「リリコのゆび、きゅっぽんもある!」
 …大事件です。

「えっっっ、9本しかないの!?もう1回数えてみ」と私。
 両手を開いて数えて見せてくれました。
「いち、に〜、さん、し、ご」
 …右手はうまくいきました。続いて左手。
「ろっく、ひち、はち、ご〜、きゅっ。ほらぁ〜」

 …思わず、吹き出してしまいました。
「ちょっと違うで。六、七、八、九、十、やんか」と言うと、
「ちがうで〜。ろっく、ひち、はち、ご〜、きゅっ! や。リリコのゆび、すごいいっぱいあるんやで〜」

 …あまりにも自信満々のリリコに負けて「訂正」するのを止めました。この前まで両手それぞれを数えていたのですが、「続けて数える」ことを覚えてさぞかし大発見なんでしょう。

 でも、ちょっと不安がよぎりました。
「5歳児の何割かは1ケタの足し算引き算ができる」と聞きました。
「小学校1年生から算数のスピードが速くて、『できなくっていいよ』と言われるけれど、家で必死に教えてるんです」と、ある子育てママが言っていました。

 …「ろっく、ひち、はち、ご〜、きゅっ!」に大笑いしていられるのは、もしかしたら今のうちだけかも知れません。それでも、くり返しくり返し指を数えては満面の笑みを浮かべている娘の姿に、どうか“どの子にも優しい学校や社会”を、と願わずにはいられませんね。
 そして、教育基本法「改正」はやっぱり許せません。

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06年11月14日(火)

リリコ日記(29)おみやげ


 「まり〜おみやげ〜」…保育園の遠足から帰ってきた日、リリコが私の目の前で開いてくれた両手には、どっさりのドングリが!
 「ありがとう。これみんなリリコが拾ったん?」「うん、いっぱいいっぱいひろったん」。
 
 あとで保育園の先生にお聞きすると、「おかあさんにあげる〜」と言って一生けんめい拾っていたそうで、その姿を想像すると、母はちょっとウルウルきてしまいます。

 ところがその日以来、「まり〜おみやげは〜?」…私が帰ると、かならずリリコが言うようになりました。「まりは『お仕事』から帰ってきたんや。おみやげは無いよ」と言っても、「え〜、いや〜。お・み・や・げ!!」とききません。ついついおねだりに負けて、なにか買って帰ったりするようになってしまいました。
 そうするとさらに、「え〜、リリコ、こんなおみやげいや!」なんて言われたり…。「わがまま言わんとき」と言いつつ、これはまずいなぁと…。

 4歳のお誕生日が近づくにつれ、どんどん口も達者になってきました。
 こういうの、あなたならどうしますか?

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06年10月12日(木)

リリコ日記(28)娘と言葉

 「ば〜か。まりきらい。ばか。ばか」…。

 どうも、正面きって言われると自分の娘の言葉でもハラが立つもんですね。

 「『ばか』なんて言わんとき。リリコが言われたらいややろ」と言っても全然だめ。しまいには「『ばか』言うてるリリコが『ばか』や!」と大人げない言葉をぶつけてしまい、反省反省…。


 かと思えば、…「京都まつり」の日のことです。

 私の演説を、中央ステージのまん前で手を振ったり飛び跳ねたりして聞いていたリリコが、その夜、言った言葉。

 「あのな〜、リリコな〜、『そこにむすめがきています』って、まりがいうたの、うれしかった」。

 …胸がきゅん、となりました。
 言葉とは、人類の偉大な発明品ですね。

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06年9月 6日(水)

リリコ日記(27)こわいお話

 「まりきら〜い。あっちいって」「おとうちゃんのほうがいいもん!」
 …どうもこの頃、雲行きが怪しい日が続きます。

 ただ幸い、そんなときの“虎の巻”を母はちゃんともっています。
 それは「こわいおはなし」。

 …「リリコ、『ガイコツのお話』しよか? 『透明おばけのお話』がいい?」と声をかければ、たちまち人気を取りもどすことができます。


 お話の始まりはこうです。

 …保育園の二階の一番奥の部屋。そこにはガイコツとおばけの子どもが棲んでいました。2人はいつも真夜中の保育園で遊んでいたのですが、昼間の子どもたちがあんまり楽しそうなのでどうしてもいっしょに遊びたくなります。

 そこでガイコツとおばけは「透明になる薬」を飲んで、昼間の園庭に飛び出します。
 ところが大変! ケガをして、リリコたち「もも組」の子どもたちに見つかってしまいます…。

 「お話」はこの後いろんなバージョンで続くのですが、「はい。おしまい」となっても、リリコは「もういっかい」とずいぶん気に入っていて、しまいにはこっちが疲れて「もう、おしまい!」と強制終了。

 この年頃の子どもって、「こわいもの」がほんまに好きなんですねぇ。
 その“人気”のツボは、たぶん「こわいものが転じて面白くなる」ことと、「リリコ本人が登場する」ことなんだと思います。

 …仕事柄、帰宅時間の遅い日の多い母ですが、このツボを押さえたおかげでしばらくは“人気”を保つことができそうです。

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06年8月14日(月)

リリコ日記(26)ハッピーエンド

 ある日のこと、うどん屋さんに入ったんです。

 「つめたいおうどんとのりまき〜」とごきげんだったリリコ。ところが、海苔巻きの包み紙をはがしてやったあたりから雲行きが怪しくなってきました。

 リリコ「いやっ。じぶんでやるの!」
 「ほな、もいっかい包んだげる」
 リリコ「ちが〜う!」
 「こうやったかなあ?」
 リリコ「ちがう、ちが〜う!」

 顔を真っ赤にして強情を張る姿に、思わずクスッと笑ってしまうと、

 リリコ「もう!!わらってるうち(場合?)ちがうわ!!」
 「もう〜、ええかげんにし!」
 リリコ「いやあああ!!うあ〜ん!」

 床にひっくり返って大泣き。お店の人もお客さんもみんなこっちを見ていますが、どうにもこうにも手がつけられません。

  (10分経過)

 「リリコどうしたいの?(包み紙)こうでいいんとちがう?」
 リリコ「・・・うん」

 なんとかおさまったようです。涙でぐしゃぐしゃの顔で海苔巻きをほおばりはじめました。

 「リリコ、さっき、なんで泣いてたん?」
 リリコ「・・・」
 「まりがいややったんか?」
 リリコ「・・・」
 「まりが悪かったなあ」
 リリコ「・・・まり、しゅき(好き)」

 …だっこ、だっこ。以上、今日もハッピーエンドでした。

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06年7月10日(月)

リリコ日記(25)あかちゃんダッコ

 「リリコな〜、ワニさんもラッコさんもできるねん!」
 …プールの季節がやって来ました。3歳児クラスになり、保育園の屋上にあるプールに入れるようになったリリコ。大きくなったよ!という気持ちが眼を輝かせて話す様子にあふれています。

 かと思えば、「あかちゃんダッコして〜」「ばぶ〜ばぶ〜」と赤ちゃんの真似!
 …“赤ちゃんごっこ”が保育園でもはやっているらしく、ちょうどクラスは“おめでたラッシュ”です。
 お友だちの妹や弟のことを話すうちに、「リリコは、いもうとのあかちゃんがいい〜」なんて言われてドキリ!

 でも考えてみると、子どものそばに赤ちゃんがいるというのは自然なことですね。ついこの間まで“赤ちゃん”だった子どもにも、次に生まれてきた赤ちゃんを大切に思ってほしい。大人も子どもも「赤ちゃん」が大好きなんです。

 …それなのに、産み育てることが阻まれる「少子化」社会。その原因を何重にも政治がつくっているなんてホントにおかしい。赤ちゃんのそばで暮らしていけるあたり前の国へ。

 やっぱり、がんばらなあきませんね。

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06年3月12日(日)

リリコ日記(24)ガクちゃんの「ありがとう」

  「リリコのおかあさ〜ん、ありがと。きのうね、ありがと!」

…保育園の保護者会行事で人形劇を見た次の日、お迎えの時に駆けてきた同じクラスのガクちゃんが、かわいらしい言葉をくれました。

 昨日の人形劇を、ガクちゃんはお母さんと妹の赤ちゃんと一緒に見ていたんです。でも、赤ちゃんが泣き出して、お母さんは赤ちゃんと別室へ。…真っ暗な会場で泣きだしそうになっていたガクちゃんに、「おいで、大丈夫よ」と声をかけたところ、ガクちゃんはリリコと並んで私の膝にちょこんと座って、劇を終わりまで見ていたんです。

 「ガクちゃん、昨日のこと、わざわざ言いに来てくれたん?すごいねえ」と、私。だってリリコは、まだきっと、こんなふうには言えないもん。

 帰り道、リリコと手をつないで歩きながら、なんだか嬉しくなりました。
 4月になれば3歳児クラスにあがる子どもたち。こんなふうに、のびやかにまっすぐに、自分の気持ちを言葉で表現するようになって、成長していくんですねぇ。

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06年2月 5日(日)

リリコ日記(23)ほいくえんいかへん!


 「ほいくえん、いかへん!」

 …このところのリリコの登園拒否(?)に、父と母はけっこう困ってます。

 「マラソンが嫌やったの? でも泣かんと走れたやん」「行きたくなくても、がんばって行くのがエラいんやで」となだめすかしてみたり、クマのぬいぐるみを抱っこさせたり…。

 でも、うまくいきません。

 3歳になって、「リリコなぁ、おおきくなったで〜。えほんもよめるねん」と言ってたかと思うと、「じゅーちゅ、ちゅうちゅう(哺乳瓶!?)でのみたい」と、まるで赤ちゃん! …ああ、こういうのって「弁証法」っていうんだっけ? 行きつ戻りつ人間って成長するんですね〜。

 それにしても、世間のお父さんお母さんってほんまにエラいなぁって思います。
 そして自分のことも、ちょっとだけ褒めたいな〜って。

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06年1月22日(日)

リリコ日記(22)お医者さんでヒヤ〜ッ

 「リリコ、はよ〜ブツブツなおってほしいな〜」

 …年明け早々、おへその周りや脇の下に赤い発疹ができ、病院へ走りました。

 「水ぼうそうです。大丈夫、5日もあれば治ります」とお医者さんはニッコリ。

 でも実は、ヒヤ〜ッとしたのは病気の事とともに、お財布の中身でした。最初の受診は3歳の誕生日の5日後。2回めと合わせての医療費が2千円かかりました。

 いまはちょうど、水ぼうそう流行の季節。保育園の同じクラスのお母さんたちでも話題になっていて、「うちは3千円かかったで」「キャーッて感じやね!」…。

 広い京都4区(衆議院選挙区)でいうと、子どもの医療費無料化は、京丹波町は中学卒業まで、南丹市は高校卒業まで実現しています。

 子どものいのちの大切さは同じなのに、なんでこうちがうんだろう?

 …京都市とともに、府政の責任が大きいですね!!
 そんな願いをあつめて、いのち・くらし・憲法を守る府政へ、衣笠洋子さんとともに!

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05年12月25日(日)

リリコ日記(21)なんでしなはったん?

 「右京区憲法九条の会」結成1周年記念の集会で、アニメ「ガラスのうさぎ」を見ました。

 …12歳の少女が東京大空襲や家族の死を体験し、平和を願って生きていくというストーリー。「リリコにはちょっと早いなぁ」と思いつつ、子守りもかねて連れて行くことにしました。

 初めての映画、リリコはさわぐようすもなくひざに乗っています。

 やがて、大空襲の夜。主人公のお母さんや妹たちは行方不明に。お父さんの死、泣き崩れる少女…。

 「おとうちゃん、しなはったん?なんでしなはったん?」

 …じいっと見入っていたリリコが急に放った言葉に、ドキンとさせられました。

 「死ぬ」ということがどれだけわかっているのだろう? …「戦争で死ぬ」ということは大人にとっても不条理。幼児に説明がつくことではありません。

 これから、リリコもいろんな「死」に出会わざるをえないでしょう。
 でも、どう考えても不条理な「戦争による死」が、世界からいつかなくなることを、それをなくしていこうと決めた憲法九条を守り生かしていく大人の責任を、あらためてつよく感じさせられた出来事でした。

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05年11月27日(日)

リリコ日記(20)結婚はおひめさま

 保育園で担任をしていただいている先生がご結婚されました。新婚旅行から先生が帰られた日、クラスではかわいらしい飾り付けをしてみんなで「おめでとう」をしたそうです。

 家に帰っても「けっこん、けっこん!」とはしゃいでいるリリコに、たずねてみました。

 母「結婚ってなあに?」

 リリコ「う〜ん・・・。おひめさまになること!」

 母「!…」

 やっぱり、子どもって詩人だ!(前にも書きましたが)なんて思いながら、「おひめさま」に思いをめぐらせてみました。

 「結婚=退職」が当り前だった時代から、今は仕事を続ける女性が多くなりました。「家族も、仕事も、自分も大切にしたい」と願うのに、現実はキビシイ。「おひめさま」は大変です。

 …けれど、そういう私たちを応援してくれているのが保育園なんだと、あらためて感じさせられます。

 先生、おめでとうございます。これからもお世話になりますね。

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05年11月 6日(日)

リリコ日記(19)おかげでねばりづよく…

 「ほいくえん、いかへん!」「(夜中に)おさんぽいく」「かめんライダー、もっとみる!」

 …いろんなことができるようになったリリコ。半面、自己主張も多くなりました。

 「夜中は寝る時間や。お散歩はおかしいで」「テレビはもうおしまいな」と言い聞かせても、うまくいきません。「もう、ええ加減にしい!」なんてついつい大声を出したり、力づくに出たものなら、ぎゃ〜と大泣き。毎度のパターンです。

 「こっちだって忙しい。はよ、言うこときいてくれ」と思ったり、「いやいや、親の都合で子どもを支配したらあかん」とも考えたり、あぁ、大変。

 …でも、リリコのおかげで母は確実にねばりづよくなってるわ。

 そして同時に、「もっとゆっくり、もっと待って」と求める子どもの眼は、なんだか大切なことへ大人を引き戻してくれているように、思えてならない今日この頃です。

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05年10月16日(日)

リリコ日記(18)おいもほり


 「リリコな、おいもほりして〜、やいて〜たべた!」
 …よっぽど楽しかったのでしょうか。「収穫祭」(2日、主催:農民連産直センター・新婦人)に連れて行って以来、何日もくり返しています。

 びゅんびゅん伸びた緑のツルをたぐると、根元にお芋の「頭」。
 「リリコがとるの!」 よいしょっよいしょ! …手袋をはめて掘っていくと大きなお芋がとれました。さっそく焼き芋に。いつも食の細いリリコですが、あっという間にぺろりとたいらげて「もっと〜」。

 毎日食べているもの、「こういうふうにできるんやな」「誰かが作ってくれてはるんやな」っていう、つながりを知るのはとても大切なことですね。

 …親も子もおなかいっぱいになりながら、いろんなことを学んだ1日でした。

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05年9月18日(日)

リリコ日記(17)まりのことちゅき

 総選挙が終わり、「リリコちゃんもがんばったね」とたくさんの激励に感謝、感謝…。

 久しぶりにリリコと1日遊んだ日の夜、お風呂も一緒に入りました。

 …「リリコな、じぶんであたまあらえるねんで」「あかちゃんは〜、こんなんできひんで」と、自分の成長ぶりをいっぱいの言葉で語ってくれます。

 「まりはなぁ、リリコが『まり、がんばれ〜』って言うてたの、ちゃんと聞こえたよ。拍手パチパチしてたの見えてたよ」と話したところ、大きな瞳でじいっと母の顔をのぞきこんだ娘は、「リリコ、まりのことちゅき(好き)」と、何よりの励ましの言葉をくれました。

 母は、この瞳に羞じない生き方を、と心から思います。

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05年8月18日(木)

リリコ日記(16)あかちゃんはできひんで

 「リリコな〜、ちゅごいで。こんなんできんねん」。

 …久しぶりに一緒に入ったお風呂で、顔をつけてブクブク、ワニさんになって足をバタバタ、ラッコさん(あお向け)になってバタバタ、すごい「芸」を次々と披露してくれます。

 「すごいね。保育園のプールでやってるの?」。ほんとうにかなりビックリしました。

 私、こんなこと2才半でできたかなぁ?とか思っていると、「あかちゃんはな〜、こんなんできひんで。リリコもうあかちゃんちがうで」なんて、お姉さんぶっています。

 子どもって、どんどんいろんなことできるようになるんやね。今のリリコの目には、母はどんなふうに映っているでしょうか。

 …いよいよ総選挙。「なんであの時、戦争止めてくれへんかったん」ではなく、「あのときがんばったし、世の中平和で幸せになったのよ」と、後からふりかえって笑えるように、悔いなくがんばります。

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05年8月14日(日)

リリコ日記(15)けんぽーきゅーじょーいうてはるね

 前回選挙では0才だったリリコ。2才になり、どこへでもついて来たがります。先日初めて宣伝カーに一緒に乗りました。

 「高いね〜」「なぬみやまりこ、けんぽーきゅーじょーいうてはるね〜」とゴキゲンだったのに、だんだん雲行きが怪しくなり、「ダッコ、ダッコ!」と、ついにはダッコしたままの街頭宣伝に。

 ごめんね〜、リリコも大変やね。…でも、リリコが大きくなったときに、「お母さん、なんで戦争とめへんかったん?」なんてこと言われることがないように、戦争を起こすのも止めるのも、人間、そして政治の力です。

 いよいよ総選挙。反戦・憲法9条まもるたしかな力、日本共産党をのばしてください。

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05年7月30日(土)

リリコ日記(14)泣かへんかったよ〜


 「あなたがリリコちゃん? 大きくなったねぇ」「いつも『リリコ日記』読んでます」

 …党創立記念集会の出口で、私にひっついていたリリコにたくさんの方から声をかけていただきました。

 家に帰ってからも、興奮さめやらない様子のリリコ。「いっぱい、いっぱいの人、あくしゅしたよ」「リリコちゃん、リリコちゃん、いうてはったよ」と何度もくり返します。

 「かしこかったね」「よかったね」と返事をしながらひとしきり相手をしていると、最後にひとこと「リリコなぁ、泣かへんかったよ〜」とポツリ…。

 …そっかぁ、まいったなぁ。リリコにもだいぶ、ご苦労をかけているようです。

 0才の時とはちがう、少し複雑な思いで、いよいよ解散・総選挙か!?

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05年7月17日(日)

リリコ日記(13)4コママンガ編

4コママンガ編です。(画像をクリックすると拡大表示します)

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05年6月26日(日)

リリコ日記(12)親子遠足のシロツメグサ

 梅雨入り前の日曜日、保育園の親子遠足で御苑へ。

 一面のシロツメグサに、「花輪を作ろう」と、先生と親と子が一緒になって、というより親のほうが必死になって作ってみました。

 「こうだった?」「つなぎ目はどうするの?」と、一つひとつ白い花を摘んで編んでいきます。

 やがてあちこちで、腕輪や首飾りができあがり、うちのも何とかつながりました。

 「やったやったぁ」とリリコと一緒に歓声をあげつつ、「…そっか、子育てって、親が子どもの頃の気持ちを思い出すことなんやなぁ」って。

 私の子ども時代に比べると、今の子どもたちの周りにはたくさんのオモチャやテレビや情報があふれていますね。でも、だからこそ花や草木や虫や土や…自然のなかで遊ぶということをもっと伝えていきたいなって、あらためて感じた一日でした。

 先生方、ほんとうにご苦労さまでした。

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05年6月13日(月)

リリコ日記(11)4コママンガ編


4コママンガ編です。(画像をクリックすると拡大表示します)

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05年5月29日(日)

リリコ日記(10)子守りの一日に

 日曜日、夫が仕事だったので一日中子守りをすることに。

…さっそく朝から「おさんぽ!」とねだられ、公園に行ったり自転車に乗ったり、おやつも買って雨も降りだし、「もう疲れたし帰ろう〜」。

 けれどリリコは「もっとあそぶ〜」と全然いうことをききません。「あぁ子どもって大変」とため息。

 …でも、世間のママたちの多くは、四六時中ちびっこと一緒なんですよね。

 「保育園に入れず、夫は仕事でめちゃくちゃ遅い。この子を産んでからずうっと離れたことがなくて、私は何なの?」と話してくれた20代のママの顔が思い出されます。

 ひどい働き方で帰らぬ夫、独りぼっちで子育てするママ。

 そして青年は就職難や不安定な働き方で、結婚・子育てなんて叶わぬ夢…こんな日本に誰がしたの!? って、ホントに声をあげなきゃね。

 「6・12円山青年一揆」には、子育てママ・パパもぜひ一緒に行きましょう!

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05年5月15日(日)

リリコ日記(9)キャンプのお砂場

 連休、親子で大山・鳥取へキャンプに行きました。久しぶりに楽しんだ4日間。リリコも楽しかったようで、帰っても「キャンプだホイ♪」と歌いながら「またキャンプいこ〜な」とくり返しています。

 ところが「何が一番楽しかった?」ときくと、「う〜ん、おすな!」

「えっ、お砂遊び!?」と思わず首をかしげてしまいました。…親としては、牧場で牛にえさをやったことや馬に乗ったこと、テントでドキドキしながら眠ったことかな、と思っていたのに。

 でも、そういえば確かに海岸の砂浜で遊びました。そこは、いつものお砂場よりずっと広くて、ふわふわっと歩くことができたし、両手を砂につっこんだらサラサラっとしていて本当に気持ちよかったね。

 …そうか、リリコはリリコなりにいろんなこと感じてるんやね。それが、親の思いとは少しちがっていてもね。

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05年4月24日(日)

リリコ日記(8)乗り物がお気に入り

 リリコは乗り物がお気に入りです。

 保育園の行き帰り、三条通で京福電車に出会うと、それはそれはゴキゲン。

 「リリコな、おっきくなったら、でんちゃのうんてんちゅなる」。…かと思うと、「あっおおきいトラックきた。トラックのる」。「まり(母のこと)のバイク、リリコものる!」。

 …おもちゃ売り場でも、人形やぬいぐるみよりミニカーや電車にはりついています。

 「女の子やし」という時代ではないですね。…電車の運転手でも、トラックでもいいのですが、リリコはどんな大人になるんかなぁって考えたその未来に、「就職難」や「カローシ」やましてや「戦争動員」なんて、ほんとに絶対ゴメンですね。

 …2才児や若者の声をききつつ、今こそ日本共産党を大きくつよく! と、あらためて思う日々です。

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05年4月10日(日)

リリコ日記(7)子どもって詩人だ

 子どもって詩人だ〜と感じることが時々あります。

 〈その1〉桜も開花し、いよいよ春本番だ、と見上げた空が、急に真っ黒に変わり、激しい雨と稲光にあった後のこと。「リリコ、カミナリ怖かった?」…リリコ「おそらでな、オニさんがな、ケンカしてはったの。あかんなぁ、なかよくせな」。

 〈その2〉保育園の帰り道、自転車で夕日に向かって走っていたときのこと。前に座ったリリコが口をあ〜んと開けています。「何してるの?」…「おそら、たべてるの。ピンクのおそら」。

 こんなつたない言葉を聴くたび、「うわぁ、この子って詩人かもしれない」とか思うのは、親バカって言うんですよねぇ。

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05年3月27日(日)

リリコ日記(6)だっこで憲法ウォーク


 20日、西京憲法ウォークにリリコと参加しました。「歩く」と約束したのに、100人のパレードに圧倒されたのか、すぐ「ダッコ」。ほぼ3キロの道のりをずうっとダッコさせられてしまいました。


 そういえば私も幼い頃、集会やデモ、演説会にと、事あるごとに母に連れて行かれました。しかしうちは四人兄弟。長女の私は、母にダッコしてもらった覚えはなく、いつも2人の妹の手を握っていたように思います。


 9大きくなったらリリコも、こうやって平和のために歩くのかな…。いやいや、その頃には、海外派兵も米軍基地も、そして戦争さえもない世界と日本になっていてほしいものです。そのためにもママは、「憲法9条守れ」の声を大きく広げなあかんねん。…重たくなったリリコのダッコで、痛い腕をさすりさすり。

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05年3月20日(日)

リリコ日記(5)おおきくなりたい!

 背中や首すじに赤いブツブツ。「アトピー? それとも花粉症? …とうとうきたか」と小児科を受診しました。

 原因はまだよくわかりません。「お菓子ばっかり食べてるしや」と夫。…確かにリリコは、ごはんを食べません。何かいい手はないものかと困っていました。

 ところが先日、「ごはん食べないと、赤組さん(保育園の一つ上のクラス)になれへんよ」と声をかけたところ、リリコは「ハッ」という顔をして、とたんにごはんをほおばり始めたではありませんか。お茶碗をピカピカにして「赤組さんになる」と満足げ。

 そうか、「大きくなりたい」という気持ち、リリコなりに強く持ってるんや、その気持ちを大切にしたいなぁと、あらためて感じた次第です。

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05年2月27日(日)

リリコ日記(4)ほめる子は育つ?

 「うんちみた〜い」の言葉。…えっ、トイレへ急げ!〜やったぁ、間に合いました。

 「すご〜い。出る前に言えたね」「リリコかしこ〜い」「えらい、カッコイイ」

 …ここぞとばかりにほめちぎります。本人も「リリコできたよ〜」と満足そう。

 よし、“ほめる子は育つ”でいこう!と心に決めて…。

 しかし今日も「こらぁ〜 リリコ何してんねん!!」

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05年2月20日(日)

リリコ日記(3)マラソン大会

 「ホンマに走れるの!?」と、半信半疑で出かけた保育園のマラソン大会。

 あったかいお日さまの下、よ〜いドン!と、子どもたちは先生方と一緒に往復約800mのコースを走りはじめます。

 休み休み、やっと折り返し地点の電話ボックスにタッチ。今度は保育園まで。

 と、その時、一人がつまづいて倒れてしまいました。…「あっ、ぶつかる!」と思った瞬間、後ろから走ってきたリリコたちは、倒れた子に次々と寄りそったのです。「だいじょうぶ?」。

 …その子が起き上がると、またみんなで走りだし、そろってゴール。みんなで拍手、拍手。

 そうかぁ〜、だれかがつまづいたとき、「やった」とばかりに追い抜いたりしないんだねぇ。

 …なんとなく「マラソン=競走」を連想していた私はちょっぴりはずかしくなり、「○○ちゃんだいじょうぶ? っていうたよ」と帰ってからも話す2歳児に、大事なことを教えてもらった気がしました。

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05年1月30日(日)

リリコ日記(2)凍った!

 「どうちたん?」…お気に入りの絵本『バムとケロのさむいあさ』の一場面。アヒルが池と一緒に凍ってしまうシーンで、くり返します。

 “凍る”がどうしても理解できないようです。

 洗面器に水を張って軒下に置いてみました。が、凍りません。

 なんとか“凍る”を伝えたいと思っていたところ、田舎の彦根に泊まった朝、庭の水がめに厚さ5ミリくらいの氷が張りました。リリコは、氷を押したり撫でたりして「ち〜たいね」。ついには取り出して地面におき、くつでばりばりに。

 “凍る”が伝わったのかどうかは不明です。

 …けれど、この頃は、「『バムとケロ』読もか」と言うと、走ってきて「リリコ、読んだげるわ」な〜んて、一丁前です。

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05年1月16日(日)

リリコ日記(1)リリコは2才に…

 「子どもさん大きくなった?」と多くの方から声をかけていただきます。

 リリコは2才になりました。ということは「子育てママ」も2才。2002年大晦日の出産から、夜泣き、救急車、保育園、オムツからパンツ、…あっという間でした。

 2才から3才というのは「ダダこね世代」なんだそうです。「じぶんで、じぶんで」と服を脱ぎ着できるようになり、「リリコッがんばれ! ゆうてよ〜」が最近の口ぐせ。

 かと思うと、「アア〜ン。じぶんでてつだって〜」と意味不明。…でも気持ちはわかる。自分でやりたいけどすこ〜し手伝ってほしい、年頃のリリコなのよね。

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